2011年10月4日火曜日

不安と希望。。

 昨日は雄一がせがんで、お昼は5分がゆを食べたらしい。
それも、点滴や沢山のクダや袋を一緒に運びながら食堂まで自力で歩いたようだ。
その後は、美容師のお姉ちゃんが休みで来てくれたので、シャワー室まで歩いてシャンプーしてもらった。兄弟ながらお姉ちゃんにシャンプーしてもらうのは初めてだろう。

 8時過ぎに病院に行くと10日ぐらい洗ってなかった髪の毛がフサフサときれいになっていた。シャワーはまだまだ先だけど頭は気持ち良かっただろうね。

 病室ではお菓子も少し食べている。少しずつ色んな食材も食べれる様になって願うのは早く体力の回復だ。
友人の結婚式が12月に有るらしくて、先生に「出席できそうですか?」と聞いたらしい。
先生も返事には困ったと思うが、「人口肛門の袋をつけたままでは、ちょっと難しいかな・・」と濁した返事をしたようだ。ただ傷口ももう良くなっている、と言ってくれたようだ。

 けど、雄一の気持ちの中にはやはり大きな不安が有るようだ。母親に「何か隠してない?」と聞いたようで、母親もまだ適当にごまかすしかない。夜はずっと一緒にいるが、僕には聞いてこない。多分、解かっていてもしゃべらないと思っているのか。

 夕食の後、錠剤のミン剤を飲んでいるようで、もう9時頃にはいつものようにテレビをつけながら半分眠っている。
音量を下げて暫らくして、チャンネルをNHKに替えた。久し振りに見るニュースだ。新聞も読めないし情報は会社で見るインターネットからが主だ。
やる事がハッキリしてれば、それでも特に不自由しないね。

 昨夜は11時、2時、そしていつもの4時に起こされたが、看護婦さんにポカリを貰って飲んでいた。痛みも無いようだ。僕もだが、大体眠れているようだ。
明日には、先生も交えてこれからの治療に対して話をするかも知れない。
雄一にとっては告知になる。
野球で言えば、先制点は入れられた。でもそれは油断やスキが有ったからだ。これから皆で力合せて1点ずつ返していけばいい。
 恐れずに希望を持って欲しい。

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