大山出発の前日の夕方から色々と準備。
車のルーフテントは外したままで、また取り付ける。こんな時の為に180Cm高さのやぐらをガレージに組んでいる。その下に車を入れてルーフを滑らせながら車のキャリアに乗せていく。ヨメにずり落ちない様に少し手伝って貰えれば取り付け、又は外す事も出来る。ルーフテントの重さは60㌔有るからね。これが無いと取り外しは無理だからと夏の休みのい間にやぐらを組んだ。
そんな事もワンコの準備も大山登山の準備も用意が出来た頃は日付が変わっていた。
深夜の1時前に出発。新名神を飛ばし吹田から中国道を経て米子道。途中のSAで眠くて一旦止めてルーフテントを開けて寝ようとしたがトラックのエンジン音がうるさくてとても眠れない。どこでも眠れる僕が眠れないぐらいだからね。また走り出して寝れる所を探し、小さなSAで2時間弱だけど眠った。そして6時頃走り出し大山ICで下りた。一つ手前の溝口ICでも良いようだ。
ICを下りて見覚えの有る道路を走り出したが、その時に思い出した。4年前ももう少し遅い時間だったが登山口までコンビニが無く、昼食のお弁当を仕入れに又、戻った記憶が有る。今回も同じだったが登山口にはおにぎりを売るお店が有ったのでそれが有れば、とそのまま登山口駐車場まで。
時間は8時頃。お店はまだ空いていないが中で準備しているのが見える。こんな時はヨメさんだね。準備中のお店に入り、頼んでおにぎり4個を握ってもらって準備をする。今回はモモもマーキュリーも一緒。多分、モモもヨメも頂上までは無理だろう。行けるところまで頑張ってダメなら待っていてもらう。でも最低5合目ぐらいまでは行かないとそれ以下では山頂へは行かないつもりだった。山の中で登って下りて来るまで3時間近くはかかるだろうからね。それまでは待たせられない。
平日の早朝なのに予想以上の登山客。モモ達を連れているので迷惑に成らないように9時前に5合目の合流地点まで少し遠回りの別コースを進んで出発した。
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大山寺の階段 |
大山寺から滑りやすい石畳の道を進み大神山神社奥宮を目指す。ここは何故か登山客が殆どいない。。大山寺を超えて少しコースが合っているのが心配になって角のお店でヨメが聞いたら「この先を行けば合流出来るけれども急坂が多くて殆どみんな通らない」と言う。。でも、もう仕方ないね。今更戻れない。行くしかないよ。
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大神山神社奥宮 |
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モモ大丈夫かな。 |
大神山神社奥宮までも石畳や階段がずっと続いたがまだまだ序の口だった。
ここで神社に手を合わせていよいよ山の中の登山道に入る。暫く歩いて人が来ないのが良く解った。急に下がったり上がったり。それもかなり急な木板や丸太の階段。下りの本当に急な木階段。人でも横歩きでしか降りれない。モモ大丈夫かな、と思ったが全く平気だった。
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相当急な木板の階段。 |
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ここだけ開けた川原。でも大雨でコースが流されていた。 |
登り初めて1時半程、やっと視界が広げる所へ出た。ここまでもかなりの急坂だったが、この後もそれ以上にきつかった。モモとマーちゃんを連れる僕でもまだ続くのか。。まだ坂が。。と何度も思うぐらい。台風や大雨の影響で木板が壊れているところも沢山有る。道が解りづらく途切れているところも有る。そんな所も木板を背負いながら修復をする人達もいる。本当にご苦労さんだね。
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まだ~ |
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頑張って~ |
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待ってるよ~ |
そしてやっとやっと11時半頃、5合目付近の夏山登山道との合流地点に着いた。本当にきつかった。どう見てもヨメは限界。これ以上は下りるのも大変だろう。モモは本当に予想以上にここまで登ってくれた。マーちゃんとおだてながら少し速足で行くと急な坂もマーちゃんに劣らないぐらいしっかり登って来る。少しだけど普段の自転車でのランニングを続けて良かったなあ、と感じる。本当に予想以上の頑張りだったが時折、へたり込んで動かない時も何度か。。それでもヨメが登って来るのを待ち、来て、さあ行こうか!と言うと腰を上げる。ヨメの来るのを待ちながらまた登るモモ。とっても可愛かった!
ヨメとモモと中継点で休ませ、ヨメにモモにおやつをあげてもらって夢中に成っている間に、マーキュリーと一気に坂を登った。ここから頂上まで1.4㌔と有る。まだまだ急坂だからね、頑張って登っても1時間弱はかかるだろう。頂上で20分程。下りは40分と見て2時間ぐらいで戻れるように頑張って登ったよ。
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合流地点から10分少し。6号目付近の休憩所。 |
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お天気はサイコー。 |
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きつい坂は延々と続く。 |
合流地点までの坂よりはずっとマシだが大きな石の高い階段が多く、これも疲れる。マーキュリーは僕と2人に成るとちゃんと僕を見ながら何度も振り向き登って行く。これは下りも一緒。引っ張らないように気を付けている。可愛いな。
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やっと木道に出た。 |
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もう少し! |
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最後の分岐点。 |
そして覚えのある木道にやっと入った。頂上はもうすぐだ。時間は12時半頃。合流地点から1時間弱。我ながら良く頑張ったね。そしておにぎりを二つ食べる。水はモモに残したのでマーちゃんには可哀想だけどもう無かった。それでも最後までしっかりリードしてくれたよ。
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やっと山頂! |
マーちゃんが僕の傍でべったり座り込み、その横でおにぎりを食べていると登って来る人達が挨拶やマーちゃんを撫でてくれる。話し込んで来たり写真を撮ってくれる人も何人かいた。山頂の石碑の傍でマーちゃんと写真を撮り、遺灰を撒いたところに手を合わせる。登山客がその近くに沢山いて寝込んだりしていたのですぐ傍までは行けなかったけどね。これで一つ目標は達成出来た。また来るよ。元気で。。
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ここに4年前に来て弔った。また来るよ。。 |
下山も速足。でも大きな岩の多い段差の大きいコースは少しでも転んだりしたら大けがは間違いない。本当に注意しながら足元を確かめて下った。登って来る人達が何人もが「下で待ってましたよ~」と声をかけてくれる。モモを登る途中に可愛がってくれた人達だろうね。ありがとう。
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素晴らしい見晴らしの山頂付近 |
分岐で別れてからほぼ2時間。1時半過ぎには戻って来た。モモは大騒ぎで立ち上がりジャンプして飛びついてハグしに来る。痛いぐらいに。暫くしてやっと落ち着いたよ。少し休憩してさあ、みんな一緒に下ろう。
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気を付けて。 |
段差のきつい坂が続く下りも疲れた足にはこたえる。ヨメにはそれ以上に。登りと同じようにモモ達を連れて先に下り、しばらく待ち、またスタート。ヨメにはキツかっただろうけど良く5合目までも登ってくれた。下りも時間はかかっても3時過ぎには下りて来れた。本当にヨメもモモも良く登ってくれた。特にモモにはビックリ、見直したよ!
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もうちょっとだよ。 |
身体は疲れるのは人もワンコも一緒。着替えておにぎりを買ったお店のソフトクリーム。ああ、美味しい!!モモ達は車に居たがモモ達にもあげたい。残りのクリームをモモ達へ。2人は犬生初めてのソフトクリーム!普通は舐めるんだけどね、一気に一口だった。
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犬生初のソフトクリーム。美味しかった!! |
4時頃には登山口を下り、今夜の宿の下山途中のペンションへ。もちろんモモ達も一緒だ。古いペンションだけど老夫婦が本当に美味しい手料理で迎えてくれる。夕食も美味しかったです。
さあ、明日は弓ヶ浜から出雲大社へ。そして一気に九州へ。長距離の移動に成る。少しお天気が心配だけど大丈夫!明日も元気で走ろう!
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