2014年2月26日水曜日

梅は咲いた!!

 今日は一気に暖かく成った。
先週にモモと散歩に出かける小道に有る梅の老木にピンクの花が咲いていたが、今朝はまだ若い梅にも白い花が咲いていた。1週間前ぐらいからつぼみが少しずつ大きく成って来て昨日には今にも咲きそうに膨らんでいた。

 去年も雄一が旅立ってからこの梅は咲いた。少し枝を切って仏壇に飾っていたけど、今年はやめておこう。一生懸命咲いているからね。
魂は木々に、大地に、山々に宿る。。。

桜ももうすぐ。自然の息吹を感じる楽しみな季節だ。

2014年2月20日木曜日

少しの変化。。

 先日、仕事の帰りに津の郵便局へ寄って帰る途中、雄一が勤めていた病院の前を通る。
ここで、大学出て3年しか勤めていない。
思う事は一杯浮かんでくる。。。元気にしてるだろうか。

 昨日にネットを見ているとCNNのニュースで、亡くなった息子の遺灰をフェイスブックを通じて世界中にまいてもらっている母親のニュースが載っていた。

「息子の遺灰をまいて」 母の願いに世界中から協力者」

それは見ず知らずの人達が、協力してまいてやっている様だけど、本当に世界中に遺灰がまかれていて、その写真や様子がフェイズブックページで紹介されているらしい。
母親の気持ちは良く解るけど、見ず知らずの人達が他人の遺灰をまいているのが、ちょっとどうなんだろう。。。と考える。
僕もフェイスブックは使用しているが、そこまでは頼めないなあ。それに雄一の遺灰も、もう残りすくなく成った。

 雄一は 「Mr.Children」が好きで、療養中もCDなど買いに行った。
Iphone から未だに好きだった曲を毎日流している。
この一周忌の法要をした時も流していて、お寺さんが来られたので、お経が始まる前に一旦切ると
お寺さんが、
「そのまま流しておいてやって下さい。」と言ってくれる。
法要でお経を唱えるのに、Mr.Children」のバックミュージックが流れているなんて初めてだけど、僕はこれも良いと思うし、嬉しく感じた。少し音量は下げたけどずっとそれは流していた。

 そして今日はそのMr.Children」の以前にWOWOWで録画していたライブを見ていた。去年は辛くて3分も見れなかった。でも、今日も気持ちは少し落ち着いている。色々思いながら見ていた。
毎日、思い、月日は過ぎて行く。生活は何も変わらないし、雄一とモモが中心。
でも、気付かないところで、少し変って来たのかも知れない。

 あと、雄一が言っていた一つはオーロラが見たいと。。。
これはちょっとハードルが高い。
頑張らないとね。

2014年2月13日木曜日

スキー場での命日

 11日の建国記念日に一周忌も終えて、昨日12日は雄一の命日。
闘病中も入院中も
「ボードに行きたい。」
と言っていた。2012年の今頃は一時の絶望感から立ち直り、タキソールの効果も有って一番元気に成っていた。体重も50㌔を越えていたかな。
あの時なら、点滴を外して半日ぐらいは滑れたかも知れない。

 それで12日も休みを取ってスキー場に行こう、と話していた。
雄一とは高校の入試があ終わった後に、2人でスキーに行った。岐阜のスキー場へ。
あの時に雄一に買ったスキーは、今僕が使っている。もう10年以上はあれから経つんだね。。。

 ひなたのママにその話をすると、
「ひなたも連れてって。」
「え?学校は?」
「休ます。」

 雄一もそうだったけど、野球やクラブありきで、スキーに行く時は仕事も学校も休んで行っていた。どちらが大事だ?と聞かれたら、今でも僕は子供達とのスキーを取るね。反論ある人はいるかも知れないが。ママはさすがに僕の娘だ。

 ひなたも乗り気で、その気に成っている。特にウエアも買っていないが、ママが中学2,3年の頃に買ったウエアが、そのまま置いてあったので、それで行く事に成った。ただ、ハデハデなので恥ずかしい、とリバーシブルして着ている。これも17,8年は経つ。
ママが来ていたウエア。ハデハデなのでリバーシブルしてます。
早朝に雄一のお墓に寄って高速に乗った。
岐阜の白鳥のそのスキー場までは近くまで高速もつながっている。結構飛ばしたが、3時間弱かかった。雪はタップリ有る。駐車場に着いて雄一と来た時の事を思い出した。
あの時は夜に出て、車の中で明け方まで寝ころんでいた。

 ひなたのスキーだけレンタルして、いきなりゴンドラに乗る。一から教えるのは面倒だし、まずは上から滑って見る事。ゴンドラならスキーを外して上まで登れるけど、クワッドリフトには超初心者はまず乗れないからね。
 ひなたは自信は有った様だが、スキーはそんなに簡単にはいかない。

 お天気は雲一つ無く、最高だし日差しも強い。体は汗をかいて来る。頂上から下まで、僕なら10分~15分までだろうけど、ひなたに教えながら降りて来るまで、汗だくで最初は2時間近くかかった。
 けれども2回、3回と滑る内にボーゲンのコツは解って来た様で、30分ぐらいでは降りれる様に成って来た。もう、バアバアに追いつくぐらいに成って来る。やっぱりそれなりの運動神経は有る様だ。誉めて誉めて教えたし、ここで嫌いに成ったら、まずもうスキーには来ないだろうからね。
帰りには、
「また、来ようか?」と聞いたら
「うん!」と言っていた。
ひなたの超ボーゲン。でも飲み込みは早い。
雄一のボードは車に乗せて来たが、ひなたが居たので、それで滑る訳にもいかない。僕もボードは初めてだし、今度は教えてもらって滑れるようになろう、と思う。
雄一のもう残り少なく成った遺灰はこのゲレンデの頂上の少し下のコース脇にまいてやった。
皆で手を合わせて
「ボード、スキー、滑って楽しんで。。」
コース脇で雄一のスキー板と。。。
本当は家族で行った北海道のスキー場に行きたかったけど、ちょっと今回は無理。
また今度、連れて行ってやりたい。
雄一は幼稚園からガンガン着いて来ていたし、ママも小学低学年から上手だったからね。ひなたにもスキーもボードも出来る様にしてやりたいなと思う。

2014年2月11日火曜日

一周忌、皆さんありがとう。

 今日は雄一の一周忌。
横浜や大阪、そして田舎の五条からも親戚の方々が来てくれた。
朝方のモモとの散歩はお天気も良さそうで、空は青空の様だが、冷え込んでいて霜柱も水溜りには氷も張っている。モモは珍しそうにその氷の上を割りながら歩いていた。

 11時過ぎにお寺さんが来られて、法要が始まる。
いつもながら、この若いお坊さんは丁寧で解りやすい話とお経を唱えてくれる。
教本を見ながら、僕らもほとんどつぶやく事も出来る。般若心経なんかは若い頃から大体覚えているし。

 この1年、北海道、富士山、乗鞍、大峰山、高野山、大山、出雲大社、阿蘇など、沢山回って遺灰をまいて来た。初めてのハワイ島にも行った。オアフ島では天国の海もスカイダイビングも。全部雄一が導いてくれたように思う。
出来たばかりの雄一との闘病日誌やYuichiと家族の物語Ⅱも皆さんに少し見て頂いた。
お寺さんも有りがたく、共感してくれる。
映画「永遠のO」で、主人公のお爺さんが言う。

 「生かされた者は物語を続けて行かなければいけない」

 出来る限り、雄一との、家族との物語を続けて行く。
その為には、元気で頑張らないとね。
今日は皆さん、ありがとうございました。
 
 明日は雄一の命日です。
何度もボードに行きたい、と言っていたので、明日は近郊しか行けませんが、スキー場へ行くつもりです。今晩、やっと用意もできました。
スキー初めてのひなたも学校サボって行きたいと言うので、連れて行きます。そういえば、雄一も野球は一切休みませんでしたが、スキーの時は学校休んで行きました。それか練習終わってからナイターとかね。
 さあ、どこへ行こうか。

2014年2月10日月曜日

ありがとう!そして生きた証し・これからの物語

 今朝は昨日までの寒波が抜けてとてもいいお天気に成った。
明日は雄一の一周忌なので、休みをもらって少しずつ準備。
先日には友人からお花が届きました。予想していなかっただけにとても嬉しいです。
昨日は従兄弟の家族が来てくれました。僕は野球で逢う事は出来なかったけど、家族皆でお墓にも行ってくれたようです。
 また親戚や従姉妹からもお供えが届きました。

 皆、本当にありがとう!雄一もきっと喜んでくれていると思います。

 そして昨日に雄一との日誌を綴った2刊目の書籍が届きました。
「少年の夢」のブログも相当なページ数には成りますが、直近の1年半分、多分VOL-4に成りそうな書籍も出来ました。
ページ数では村上春樹のベストセラー、1Q84の500ページよりわずかに40ページ程少ないだけです。
闘病日誌の書籍と合わせて、これらは生きた証し。
そして、これからの物語。
しっかり生きて行こう!

2014年2月4日火曜日

ヒイラギとイワシ。

 昨日は節分。
イワシも食べた。豆も少し食べた。鬼は外!はやらなかったけれども。

昔、親父がヒイラギの枝にイワシの頭を付けて玄関や、畑の小屋にかけていたのを思い出した。小さい頃に親父に着いて山の畑の小屋まで行って、それを付けていた親父が記憶に有るんだよなあ。。

 今朝、モモを連れて散歩を始めると、近所の家の前には豆らしき物が何件か転がっていた。それをモモが食べようとしている。まあ、豆ぐらいは大丈夫かな。
去年に田舎からもらって来て植えたヒイラギの木は元気に、とげとげしい葉を伸ばしている。
来年は親父と同じ事をしようか・・・と思った。忘れないでおこう。

 散歩途中に有る梅の老木。もうつぼみが膨らんで来ている。
去年、雄一が旅立ってから、この梅の花は咲き、少し枝をもらって仏壇にも供えた。
一周忌は来週。今頃、どうしているだろう・・・。

 最近はWOWOWで見た中島みゆきのライブにちょっとはまっていてCDも買って車の中でも良く聞いている。
その中の曲に
・・昔、僕はこの池のほとりの一本の木だったかもしれない。
そして、虫だったかもしれない・・魚だったかもしれない・・・。

 そんなフレーズの曲が有って良く聞いて想像する。
人は輪廻してそうなるかもしれない。魂は山に川に、木々に、虫達に宿っているかも知れない。
雄一もどこかで、見てくれているだろう。