2013年2月6日水曜日

緊急入院。。

 昨夜の2時頃にも薬を飲んでから嘔吐する。
そして明け方にもベットで嘔吐して服も汚してしまった。薬やジュースなどの水分を飲んだだけで、しばらくすると吐き気が出てくるようだ。これでは薬も消化されない。

 着替えさせるのも、疲れて自力で起き上がれないので本当に大変。。。
気になりながら用事に出かけて、薬局の開くのを待って尿瓶を買って来た。嫌がるだろうけど、立ち上がるのも大変なんんだから。

 家に戻ると心配そうに母親が、また嘔吐したようで雄一にも
「病院にいこうか? 」
と言っている。昨日も聞いたけど、
「行ったら入院やから嫌だ・・」と言う。

 けれど、さすがに今日は首を縦に振った。
すぐに準備をして、病院にも連絡した。幸い主治医の先生も居られて「来て下さい。と言う。
ところが、ベットから出るのも立ち上がれない。動けない。抱えようとしても腕も体も無力状態なので、背負う事も出来ない。母親と二人で何度か試したが、痩せ切った体でも44キロぐらいは有る。点滴ポンプも持たなければならないし、とても無理だった。

 仕方無く119番に電話した。10分もせぬ内にサイレンが聞こえてくる。3人の隊員さん達が手際よく運んでくれた。
 救急車とほぼ同時に僕も病院に着いた。家を出る前も救急車の中でも吐いて、着替えた服は濡れたまま。仕方が無い。処置室に入るとすぐに先生も来てくれた。雄一の表情は血の気も引いて唇も色が無い。
 
 やはりすぐに入院となって、また元の病室に戻って来た。
今日の病院の駐車場はどこも満車。しばらく待たされたし、病室も満室状態。今、雄一は動けない状態なので、先生達がベットを調整してくれて個室を空けてくれたようだ。本当に助かる。
 僕らはまだ付いている、そう思う。

 血液検査の結果はやはり極度の貧血と脱水状態。まず吐き気止め点滴。生食、2時頃には輸血用の血液も届いて200mlの輸血、そして栄養剤。
ジュースやお茶を飲んでもまだ吐いてしまうが、今朝がたよりは大分良くなったようだ。
最初は仕方無く尿瓶でトイレを済ませたが、それからは自分でトイレに行っている。手助けは必要だけど。

 自宅では生理食塩水や栄養剤は点滴でも出来るが、吐き気が続くと薬も効果ないし胃液も吐き出して、点滴をしていても脱水状態になる。特に雄一はストーマを着けているので腸が短いし吸収できない。自宅で出来る医療行為は現状が限度の様で、今回は自宅での療養にはちょっと限界を感じた。
 自宅でも吐き気止めやその他の栄養剤、ビタミン剤などを点滴出来れば、いいんだろうけど、先生は「それ以上は看護師の免状がいるようです」と言う。

 今日は当然絶食。好きな物を食べさせてやりたいので、何とか工夫して食べさせてやろう、としているが、本当は調子の悪い時は絶食が一番だろう。多分しばらくは今回は絶食かな。

 輸血もビタミン栄養剤も入れて、少し落ち着いている。表情も柔らかくなった。
今夜は1年振りに病室で付き添いのお泊り。折りたたみの簡易ベットを借りたが、どこでも寝れる僕には上等すぎるぐらい。
 多分、すぐに熟睡して役には立たないだろうけど。



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