2013年2月16日土曜日

最後のお別れ。

 昨日は最後のお別れ、雄一のお葬式。
みぞれ混じりの冷たい雨が降る朝。五条の田舎は雪化粧だったようです。
平日のそんな日にも沢山の人達が、最後のお別れに来て頂きました。
今日も神戸のスポーツ少年団の方々が、平日にも関わらずお手伝いをして頂きました。
 本当にありがとうございます。

 お葬式が始まり、お経が一通り終わって、今度は雄一の事を長い和紙にお坊さんが色々綴ってくれた物語の様なお話をお経の様に唱えてくれる。
あれは何と言うのだろう?
今までに何度も経験はしているが、あの様な故人の生涯を物語風に唱えるのは初めて聞いた。
田舎での同じ宗派のお葬式でも経験は無い。

 それを見ながら、
「このお坊さんは一晩であれだけの長さの物語を作り、和紙に筆で自筆で書いたのだろうか?」と考えていた。あれは凄いボリュームだと思う。この日の午前中も他の所でまくら務めをして来ているらしい。僕ならパソコンででもあそこまで、出来ないだろうね。
 でも、少しお話した程度で良く要所を捉えていた。本当に感心する。
いいお坊さんにめぐりあった。これも人の縁。本当に有りがたい。

 お葬式を終えて最後の別れ。。。本当に最後の。。。
「いっぱいから揚げ食べろよ!」 お姉ちゃんが買って来てくれたから揚げ。
大好きな従姉妹から14日に届いたチョコは間に合わなかったけど、一緒に入れて上げた。好きなブランドの服も着せて、まだ袖を通していないとてもお気に入りのブレザーや大好きなお姉ちゃんにプレゼントしてもらったマフラー。。。
 病院の沢山の人達や神戸の子供達におってもらった千羽鶴達も。

 津の斎場ではお骨と、別に壺を用意して遺灰を入れてもらった。
「オーロラも見たいなあ」そんな事も言っていました。
ハワイの海でももう一度、泳がしてやりたい。

 出来るかどうかは解らないけど、家族に出来る事でもし遺灰を連れて行く事が出来たらその地を見せたやりたい、と思う。家族でそう話をした。
何よりも大事な事を教えてくれた雄一。
 
 健康で有る事。生きていること、周りの人々に感謝する事。
そして家族の絆。
 本当にありがとう。ゆっくり今は休め。寂しいけど、これからも一緒だ。

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