2013年2月21日木曜日

思いは募るばかり。。

 今日は二・三・四4七日の法要をしてもらう。
中陰棚の飾りもお花も用意して綺麗にしてやりたい。ちょっと不安定なろうそく立てももう少し安定の良い物に。お花を飾る花瓶も。

 母親は毎食事にご飯や大好きなおかず、お菓子などをお供えしている。まるでままごとでもしている様に。雄一も喜んでくれているだろう。

今日はスカイダイビングの写真も飾ってあげた。30枚ぐらい有るそのダイビングの写真。何度もスライドで見ていて、絶対に決めた。

 丸い地平線が見える大空で必ず遺灰をまいてやろうと!
こんな写真って普通は全体無いよね。
 地平線が見えて、真っ青な海を眼下に見ながら全身に地球を、自然をこれ以上ないぐらい一杯に感じているようだ。まだ入院する10か月まえだ。。これだけ元気だった。

 お寺さんもこの写真に感心していた。今日もお姉ちゃんは来てくれたが、多分、年令は同じぐらいだろう。色々と話もしてくれる。これからもお付き合いを続けて行くだろうし、いい人にめぐり会えたと感謝している。
 今度は3月12日 初月忌と五七日、六七日を同時に行わせてもらう予定です。

 巡り合いと言えば、先日ひなたが、雄一の小学校の頃の写真を見ていて、
「あれ、この人先生と似てる!」
「その先生って、実家がお寺って言って無かった?」と母親が聞く。
「そんな事、言うとったわ」

 それで、昨日に学校へ写真を持って行ったら雄一の事を覚えていてくれたそうだ。
雄一と、僕の孫娘が学校は違うけど同じ担任だなんてね。これも人のつながりかな。

 今日はお世話に成った三重中央へ、雄一の沢山の医療品などを持って行った。借りている物も有るし、少しでも役に立てればいい。
受付に行き、しばらく待っている間に、この中の治療室で頑張って来た姿が思い出されてたまらなく成る。母親ももう泣いていた。
 いつも良くしてくれた、看護師さんも言葉に成らない様な挨拶をしてくれたが、僕も
「色々、本当にありがとう。。。」それを言うのが精一杯だった。

 病院は今日も変わらず沢山の患者さんが、来ている。先生や看護師さんも悲しくても、いちいち感傷に浸っているヒマはないね。僕達もそうしなければいけない、と思うが。。
その帰りも二人共言葉は出ないけど、沢山の事が思い出される。もう本当にいないけれど、残念で残念で可哀想で何度も泣けてしまう。
 助けてやれなかった悔しさはつのるばかりだ。

 雄一がスカイダイビングをしたハワイに行った時に着けていたお気に入りのペンダント。
母親がプレゼントした物らしいが、どこに有るか解らなかった。クローゼットを片付けて探していたら、それが出て来た。ブルガリのペンダント。革のネックレスを着けていた様だが、それは無い。
 これは形見にと、夕方に宝石屋さんに行ってネックレスを頼んだ。僕は宝石屋さんなんて行く事が無い。値段も解らない。母親の知っている店らしいが、そのプラチナの値段を聞いてビックリ・・・。僕の感覚ではケタが違うんではないの?と思うぐらい・・・。

 でもね、たった一人の息子の形見。お店の人はどちらが着けるのか解らなかった様だ。
それを聞くので、
「これは形見なんです。息子の・・だから母親に・・」それを言ってしまうと、僕らも泣けてしまったが、お店の人もどう答えればいいのか固まっていた。
 これが出来たら、母親も雄一と一緒に出掛けられるだろう。

 雄一がそのハワイで買って来た、タグ・ホイヤーのクロノグラフも有る。あのF1レーサーのアイルトン・セナが着けていたメーカーの時計だ。これもかなり高い。僕には買えない時計。
やせてからバンドを調整したのか、僕にはきつい。これはバンドの調整もしてもらって僕が大事に使って行く。
 
 必ず、もう一度、ハワイに連れて行ってやるよ!

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