2012年1月3日火曜日

希望を持て!

 今日も凄くいい天気だ。
外を散歩していても本当に気持ちがいい。冬でもこんな天気のいい時に雄一も外に出て動きだせば気持ちも体ももっと軽く成るだろうね。
朝ごはんの後、「ルームランナーでもやってみるか?」と聞いてやったが、本当は廻りの目など気にせず表に出て、堂々と出歩いて欲しい。

ストーマの袋は気に成るだろうけど、排便用の袋を外せば廻りからはそんなに解らない。
点滴も専用のベストを着込めば、点滴も小型モーターもラインも一見解らない。早くそんな前向きさが出て来て欲しい。
今朝、体重を計ると49.6キロだった。12月30日から0.3キロ増えているが、これは誤差範中かもしれない。今は体調がいいが、この先は解らない。出来る時に体を動かして筋肉も刺激して欲しい。そうすれば自然と肉は着いて来るだろう。

そのストーマだけど、少しでその先の腸の回復を目指して少し改造を加えた。メーカーにも聞いてもらったが、作る気が無いのか作れないと言われる。
そんな事は無い!
それなら僕なりに色々考えて最適と思えるパーツを探し廻り、トライして作ってみた。
年末に先生に見てもらってこれなら大丈夫かもしれない。今度一度やってみましょう、と言ってくれている。
11月に病院の先生が似たような物を作って腸の中へ栄養剤を少し流してくれたが、すぐに便が洩れて来てダメになった。

ストーマーの袋からチューブを通し先の腸の中へ栄養剤を入れる
今、ストーマを無くす事を考えるのはベストの選択では無いかもしれない。本当は薬が効いている間に出来るだけ治療を進めるのが良いと思う。けれど雄一に希望を持たせるには、本人が希望する事へ向けての治療を見える様に進めるのも大事な事だと思う。
そんな事も先生には話して了解してもらった。ストーマを着けたままで先の腸へも栄養や液を流し、腸の運動を再開できる様に刺激を与えて行く。
簡単に上手く行くとは思わない。11月頃は確かに良く無かった。でも今は大腸側のストーマには何も流れていないけど、白い液体が出て来る様になった。先生も腸が運動出来る様になって来たのかもしれない、と言っている。ストーマのお腹廻りの肉も少し着いて来た。

明日は外来で検診して抗がん剤タキソールの点滴をしてもらう。そして5日は大阪で温熱治療だ。
雄一には「目標は職場復帰だぞ!」と昨日、ひなた達、皆の前で言ったけど、本気にして取り組んで欲しい。希望を持て!

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