2013年1月24日木曜日

ハーセプチン・入院・輸血

 今朝も朝から頭が痛いのだろう・・・体が動けていない。吐き気は少し楽にはなったようだが、相変わらず頭痛は引かず、殆ど食べれていない。
9時過ぎにやっと降りて来たが、付き添いをしないと足元はフラフラ。階段も危ない。
食前の薬を飲んで、母親が揃えてくれた食事に向ったが、食欲が無い。缶詰めのみかんを食べただけだった。

 今日は三重中央での診療。何も無ければ、抗がん治療のハーセプチン投与の予定。
でも先週に2回輸血をして火曜の検査ではまだ大丈夫だったが、あれからも出血は止まっていない。体がだるいと言うし、寒い、とも言う。多分、血液が減っているのは間違いない。それで抗がん剤は大丈夫だろうか・・・。そう思っていた。

 三重中央へ行くと、また看護師さんがベットへ案内してくれた。症状とかを説明して検査は良いのか、と先生に聞いてもらった。
暫らくして、血液検査が入り、また1時間ぐらいかかってその結果は。。。

 やっぱりヘモグロビンは輸血基準値を下回っている。けど白血球や好中球は規定以上有る。輸血と抗がん治療を同時に行って良いのか、先生が病院内で確認し、抗がん剤投与の後、輸血を行う事に成った。輸血は明日も行う予定だ。

 けれど、リザーバーの針を変えたのは、もう1時半を過ぎている。今から抗がん剤を始めても4時は過ぎる。そこから輸血をしたら帰りは何時に成る??
母親にも、雄一にも「今日は6時半は過ぎるぞ…」と言っていた。
先生は「入院してくれたら楽なんやけど・・・」と言うが、
雄一は「もうちょっと粘らして・・・」と、しんどそうな表情で言う。

 今日は遅く成る、と思いながらコンビニで、スティーブ・ジョブズの本を買って読んで、しばらくしていたら、もう眠くて仕方が無い。待合でウトウトしていたら、母親が来て、
「雄一が、一日やったら入院してもいい、と言ってる・・」
「なら、それでいいやん。病院も助かるわ。」

 そこからすぐに入院の手続き。別途、お金はいるけれど、トイレは何度も行くし、フラフラしているから、空いていた個室をお願いした。
ハーセプチンの投与が終わってから病室へ移動。
 おととしに入院した隣りの部屋に再び、戻って来てしまった。これは喜ぶべきではないね。でも本当は僕らにとっては、今の症状ならその方が安心出来る。雄一には申し訳ないけど。。

 5階の個室の部屋で、今度は輸血を開始。この病棟の看護婦さんも7,8割は入れ替わっている。なじみの看護婦さんもいる。ここは国立の機構だし、看護婦さんも色々配置転換が有るようだね。
輸血が始まって暫らくしてから、荷物を取りに家に戻った。トイレは心配だし、今夜は付き添うつもりでいた。

 入院は有る一面、有り難いけどやっぱり淋しい。帰ってはしゃぎまわるモモと散歩に出かけても気持ちは下を向いてしまう。何だか半分、気が抜けた様な気がした。家では本当に大変だけど、いざ居ないと僕らは何も出来ないね。

 荷物を持って再び病院に戻った。結局、輸血が流れ切ったのは8時半を回っていた。
ストーマの色は相変わらず黒いし、まだ出血は少し続いているだろう。けれど、頭痛はかなり楽に成っているようで、少し病院の夕食(3分かゆ)も食べたし、トイレへ行く足取りも少ししっかりして来た。
ハーセプチンは熱を出す副作用が有るので、それを防ぐ点滴も流しているが、それでも普段は低い体温が今は37度ぐらいある。
 体温が上がったのも良かったのかも知れない。

 雄一は
「これなら、大丈夫!乗り切れるわ。帰っていいよ」と言う。表情もずっと明るい。看護師さんもそう言ってくれるし、今夜はお任せして帰る事にした。
 
 遅くに帰って来たら、もうモモは早く中に入れろ!と騒ぎ回っている。。。
モモは可愛いけど、やっぱりうるさいのが居ないと家は淋しい。母親はこの時とばかりに夜中に部屋を掃除している。
 明日は早くのぞきに行ってやろう。

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