2013年1月17日木曜日

止まらない出血。。。そして輸血


 昨日は熊本へ。
朝6時22分に津新町を出て、名古屋。7時54分発の、のぞみで博多まで。これで11時すぎには博多に着く。めちゃくちゃ速い。
すぐ隣のホームで九州新幹線に乗り換えて熊本まで。そこから目的駅の宇土駅までJRで。乗り継ぎもスムーズで12時15分には着いた。

 予約は2時半なので、まず食事。とは言ってもここは田舎町。駅の高架橋から辺りを見渡してもコンビニと中華のラーメン屋さんぐらいしか見当たらない。そこでラーメンランチを食べて休憩してからタクシーで病院まで向かった。

 その病院は宇土駅から15分ぐらい走った所にある。小じんまりとはしているが、おしゃれな外見、院内もきれいいな病院だ。
ここは東洋医学をメインとした治療で、ガン治療についても化学療法を使わない治療を行っている。保険が効く場合も有るだろうが、ガンの治療についてはほとんど適用されない。
ビタミンC療法やビワを使った温感治療。食事療法。それに京都の岡崎先生のベンズアルデヒド療法も行っている。
 ここへ来たのはその水薬を処方してもらう為だ。

 1時15分には受付を済ませたので、診察までの間、待合室に並んでいる本を少し読んでいた。
殆どは化学療法とは対極する代替え治療の本だ。いずれの本も抗がん剤は猛毒で副作用がきつい。ガン細胞を殺しても大事な正常細胞も区別が出来ないので殺してしまう。
 ガン患者の多くはガンでは無くその副作用で亡くなっていると。それは充分に理解は出来る。でも問題はそれ以外に何が有る?

 2時頃には予定より早めに先生との問診が始まった。言われる事は
「抗がん剤は止めなさい。食事や体を温める温感治療やビタミンC、フコイダン、そしてベンズアルデヒドなどを勧める。今までの治療結果など、資料を見せながら説明する。確かにそれらは悪くは無いハズ。ガンが治ったという成果も有るしウソでは無いと思う。
 ここにも真実は有る。ただそれらの治療はお金儲けの為の悪徳業者や信用できない医療機関が他に沢山有るのも事実だ。
 
 今回は岡崎先生と同じベンズアルデヒドの水薬とこの先生が進めるタングステン酸の水薬を貰って来た。少しずつ量を増やしながら飲んで行く。苦い薬らしい。雄一はガマンして飲んでくれるかな?TS-1を飲む事を思えばずっと楽だろうと思うけどね。
 実際、家に帰って僕も飲んでみた。美味しいとは言わない。でもガマン出来るレベルだろう。

 予想より診察は早く終わり、タクシーを呼んで駅まで戻り、熊本駅で新幹線の指定席を買った。お土産は博多の明太子は外せない。博多駅での乗り換えに時間を空けて予約を取る。熊本駅のお土産屋さんを覗いていると、馬刺しが目に入った。
 雄一が一度食べてみたいと言っていた。パックはしてあるが生だし賞味は3日間だと言う。これを一つ。
ウッドの車内。博多から乗客は僕と3人だけ。。

 ところで九州新幹線の車両はウッドの椅子を基調としていて、何だかさわやかで気持ちが良かった。
 そして博多駅では明太子と博多のひよこ。お土産はこれだけ。遊びではないから贅沢は無し。

 9時前には名古屋に着き、10時前には津駅に着いた。
迎えに来てくれたフィットにはモモが乗っている!あの30キロを超える大きな体で狭い車の中で思いっきりじゃれてくる。この可愛さは辛さなんて飛ばしてくれるね!

 雄一は夜にそうめんつゆをしてもらって少し食べただけ。相変わらず頭痛、吐き気、胃の出血も少し有るようだ。

 そして今日は三重中央での診療。8時半にCTの予約。何とか雄一も起きて来て用意をする。頭痛、吐き気は相変わらず。
待たされたCTの後、血液検査。そして外来で待っていると、呼ばれて胃カメラの検査もする事になった。造影剤も入れているし相当気分は悪い。さらに胃カメラと来て、雄一は
「いじめや。。。」と言っている。辛そうに麻酔液も口に含んだ。
 普段は入れないカメラ室の隣で待っていたが、何度も嗚咽する声が聞こえる。実際、何度も吐きだしたようだ。その声はたまらなかった。
 
 辛いその検査の結果は、、、やはりいい事は無い。血液検査ではヘモグロビンが輸血限界を切ってしまっている。カメラでも胃の出血が収まっていないの見えているし、それも影響しているだろう。白血球は問題ないが、すぐに輸血する事になった。1日ではやり切れないので、明日もまた来てもう一度行う。本当は明らかに入院なんだけど、先生も絶対にそれはイヤだと知っているから、それは言わなかった。

 幸いではないけれど、抗がん治療は暫くストップとなる。まず体調を戻すのが先だ。頭痛もCTでは異常ない。色んな要素が有るから輸血して体調を戻してからだ。
 輸血液が来たのが12時過ぎ。そこから色々検査をして始まったのが1時半を過ぎた。そこから23時間。出来る事なら輸血なんて、と思うが低すぎる検査値だから仕方無い。
 
 輸血前にお腹が空いたと言って、ダダをこねる。すると看護師さんが、「先生に聞いて来て上げるわ。」と言って、「腸検査の前に食べるレトルトの食材が院内のローソンに有るから、それならいい。」と言ってくれる。
大腸検査前の食事セット
早速それを買って来たが、これは容器に移してチンしないと食べれそうもない。。。
すると看護師さんが、ラップして自分達の休憩所でチンしてくれた。
今日の検査でも、診療でも輸血でも、主治医の先生も、ここの人達は本当に良くしてくれる。待ち時間は長いし抗がん剤は出来る事ならやりたく無いが、ここにも真実が有る。
 今日は検査の結果も辛かったけれど、そのお蔭で少し救われた気がした。
そして輸血が終わったのは4時前だった。
少し楽に成ったようだが、足元はまだふらついている。。。

 家に帰ってしばらくしてから、プリンと少しのジュース。そしてしばらく眠る。体も頭も疲れているだろう。でも便の色は相変わらず黒い。まだまだ出血は止まっていない。
 
 10時過ぎに「頭が痛い…」と言いながら降りて来て、うどんを少し食べた。まだ便は真っ黒だし本当は食べない方がいいけどね。。。
明日は少しでも良く成っていて欲しい。
 

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