今日は三重中央での診療。
相変わらず、強いだるさ、吐き気は良く成らない。
朝遅く10時過ぎにやっと降りて来た。それでも中々ご飯は食べれそうもない。
少し食べたけれど、しばらくしてまた嘔吐する。少し休んで落ち着いてから家を出た。
病院の前で車を停めると、「歩く」と言う。けれども今の状態では車椅子の方が安心。仕方無く車椅子に乗る。
受付を済ませると、今日は直接、外来の10番待合へ。
先日の採血では2回、刺された。別の場所へ行って時間もかかる。それを心配した外来の看護師さんが、前回の診療の帰り際に
「次から直接、10番へ来て下さい。ベットで休んでもらってこちらで採血しますから」と言ってくれた。
しばらくしてベットへ案内されて採血をする。事務的では無く、色々な心遣いはとても有り難い。
採血の結果はヘモグロビンも少し減っているが、まだ問題無し。白血球や好中球は基準以上の数値だ。これだけ痩せているけど、栄養状態のデーターもいいらしい。
いろんな症状を先生に伝えて、
「特にだるさ、脱力感がひどいんです。。何か効き目の有る点滴なんか有りますか」
先生もデーター上は問題ないんだから、特に処方する方法は無いらしい。
「昔、学生の頃にぐたぐたに疲れるとブドウ糖注射なんかしてもらった事有ったけど」
と、言うと
「じゃ、効果があるかは解らないけど、ビタミンなどの点滴をやっておきましょう」
と、成ってビーフリード、栄養剤の輸液とビタメジンのビタミン剤などを点滴してもらった。
2時間少々かかり、4時過ぎまでかかったけれども、だるさが良く成ることは無かった。
病院で海苔を巻いたおにぎりを食べたのが悪かったのか、またストーマは黒く成って来る。
家に帰っても一度、嘔吐する。いつまでこんな事が続く。。。
夕食の時間にも疲れてベットで眠っている。無理はさせたくないが、何とか食べて欲しいのが親心。
今までは嫌がっていたが、
「部屋に持って来るから、食べれる物だけ食べよう」と言うとうなずく。
それから倉庫から小さな折り畳みテーブルを引っ張りだして来て、タマゴを入れたおかゆとデザートやケーキを持って上がった。
食べるまでにも、体の準備が必要ですぐには食べれない。しばらくして、やっと薬を飲んで少しずつ食べ始めた。デザートは食べなかったが、おかゆはお茶わんを一度下げてから、もう少し食べる、と言って食べる。少しでも食べてくれたら嬉しい。
その後、ベットで休んでいたが、トイレに行こうとするが、立ち上がれない。
腕も肩も細くて強くは引張れない。
「もうちょっと待って・・・」と言いながら、両手を僕の肩に着いて、頭を下げて僕の肩に押し付けながら何とか必死に泣き出すのをこらえている・・・。
「もうボロボロや・・何が悪いんや・・」
「今は仕方無いよ。ゆっくり治そう。何にも気にすること無いぞ。。」
ガンが色んなところで影響している。副作用もとても大きい。でも今の治療ではこの現状を何も良くする方法がない。
この時代に医学は本当に無力なのか。。。