2019年7月31日水曜日

全国優勝の後の富士山登頂!

29日はチームの子供達の全国小学生ティーボール選手権大会。入間インター近くのコンビニでヴィヴィを預けて訓練士さんと別れてから西武ドームへ。その大会、昨年は全国優勝を果たしている。その翌年だし、今年のチームはスタッフも子供達もご父兄の皆さんも相当なプレッシャーだろう。

ところがね、今年も何と何と、また何と優勝してしまった。全国大会を二連覇だよ!!奇跡に近いとは思うけども、本当に良く練習したし、奇跡は努力を重ねてその近くまで来れなくては起こるはずもない。本当にみんなおめでとう!


 とっても嬉しい表彰式も終わり、皆さんに祝福やお礼を言って西武ドームを出た。時間はもう5時半を回っている。圏央道を目指し、入間インターから中央道経由で御殿場を目指した。東名は横浜から渋滞が有った様だが、中央道からはスムーズに御殿場に着いた。ただお天気は雨上がりで、この山間、凄い霧が出ている。目指す富士山への登頂口、御殿場5合目まで凄い霧で20キロも出せない状態で走り、コンビニで夕食と缶ビール、登山用のお握りや朝食用の一口サイズのパン、ポカリなどを仕入れて登山口の駐車場に着いた。ワンコ用に積んでいるペットボトルの水をワンコ用のフードボウルに入れてタオルで身体を拭いて着替える。そしてルーフテントで夕食食べてビール飲んですぐに寝込んだ。時間は8時過ぎぐらい。この辺りは真っ暗。他の登山口の2500m付近に比べてここは標高1400mぐらいで低いけれども涼しい。記憶が無いぐらいにすぐに寝た。

 30日早朝、そして目覚めた。目覚ましは2時半頃にかけていたが2時頃だった。テントから出ると、夜空は素晴らしい星空。天の川も見えるぐらいの星空はもう何十年も見ていないが、この星空にはそれも見えた。これだけでも来た甲斐がある、と思うぐらいだ。

 登山用に服も着替えて靴も用意して、リュックにも沢山詰めて重いぐらいのリュックに成ったが、山は何が有るか解らないからね。寒く成って着る物が無い状態にでもなったら僕なんかはすぐに死んでしまうだろうからね。冬の寒さでも大丈夫な用意をした。

 登り始めたのは3時半頃。今までの体力なら…普通に登れれば、山頂まで8~9時間。かかっても10時間。12時頃には登れれば…と思っていたが。。
標高2000m付近でのご来光。

 御殿場ルートはスタート地点が標高1400m付近と一番低くて距離も有る。しかも登山道には砂が多く歩き辛い。それでもまだ勾配のマシな2500mぐらいまでは良かった。いつもは他の人を追い越していくが、今回は全部追い越され、僕が追い越す人はいなかった。いや、それぐらい足が上がらなかった。
標高2500m付近。ハチがプロトレックに。。

 2500mを過ぎて勾配がきつく成りつづら折れの登山道が続くが、何度も上を見上げながら…休みながら登る。10m歩いて‥15m歩いて…その度に少し止まって、またスタートする。そんな事をずっと繰り返しながら登った。
あの頂上の上まで。

 今回、特に感じたのが足のスタミナの無さ。。。3年前ぐらいまでは1時間で1回休む。少々辛くても後もう少し、と頑張れたが今はそれが出来ない。続かない。それに一旦休憩して身体が軽く成ったと思っても足が15mも続かない。また休む。そんな事を繰り返して少しペースに慣れると少しずつ登れる。筋肉の疲れが取れないんだろうね。本当にしんどかった。

ガスが出て来て。。。まだ頂上は遠い。。
ご来光を見る時は良く利用していた赤岩8号館の山小屋。8合目の山小屋だけど、ここから頂上まで約1時間30分の案内がある。赤岩館には11時前にやっと着いて休んでいたが、その計算なら12時半には着く予定かな、遅れても1時には着くかなと思っていた。それがね、そこの出発も11時半頃から。ここからきついつづら折りの坂で本当に足が続かない。休みながら少し進んで…上を見上げてそんな事を延々と繰り返す。本当にしんどかった。何とか御殿場ルートの頂上の鳥居をくぐったのがもう2時を少し回っていた。ここまで赤岩館から2時間半。1時間も遅れた…。登山口から数えると、ここまで10時間30分。マジ遅い。時間かかり過ぎだ。
御殿場ルートの終点。やっと鳥居が見えた。

 そこから火口口の尾根を歩いて、雄一の遺灰をまいた所まで急な坂は無いが、その割と平坦な道さえしんどかった。その場所にやっと到着し、ああ…やっと今年も来れた。何とか来れた。と少しの達成感。でもこの体調で良く登れたと思うね。自分でも。
やっと到着した頂上付近。


 その場所の石の上にふもとのコンビニで買って来たカフェオレをたむける。お握りやエネルゲンも一緒に。見てくれているかな…。こんな物しか持ってこれなかったけどね。でもこの場所も最初に遺灰をまいた時期から見たら何だかこじんまりとして来た様に感じる。
最初は大きな鳥居も有った。でもそれは強風で飛ばされて2年後ぐらいには無くなっていた。そして今回は小さな鳥居が建てられていてその前に、多分昔から有ったお賽銭箱が置いて有る。もっと回りに石も多かった様に思うが、風化も進んでいるのだろうか。
野球チームのTシャツを着て登頂。

 暫くして少し下の山小屋へ行き、玉子うどんを食べる。1000円のお値段で、まあ余り美味しくは無かった。また記念に金剛杖も。日の丸が着くと500円上がって1500円に成るらしい。ここは日本だからね。韓国人も結構いたが来て貰わなくていい。日の丸付きのを買った。
頂上で買った金剛つえ。何と言っても日の丸!

 帰りもしんどい。足が動かない。暗く成るまでに駐車場まで戻れるだろうか。確か以前は駐車場まで3時間はかからなかったと記憶している。本当に大砂走りなんかは走って下りたからね。

 でもやっぱり下りもしんどかった。本当にしんどかった。3時過ぎに山頂の鳥居に手を合わせて下山始めたが、3000m付近の大砂走りの分岐の所まで2時間半以上。もう6時近くだった。そこから大砂走りの下山コース。走りたいけど、とても前回の様には飛んで走れない。出来るだけ大股で大きく身体を預けながらぐいぐい下りて行った。それでも結構速かったね。2000m付近まで下りて地面の砂が少なく成って固く成って来ると、もう歩き辛くスピードは落ちる。駐車場までがこんなに長く感じた下山も初めてだった。
大砂走りの終焉間近。。

 そんな長い長い下り。大砂走りが無かったらこんなにしんどい御殿場ルートは二度と来ない、なんて思いながらやっと7時過ぎに駐車場まで下山した。約4時間。下りも前回より1時間以上は長くかかった。これが老化現象なのかな…。
やっとやっと帰って来た。。きつかった。本当にきつかった。

 もう閉店間近の古びた山小屋で350の缶ビールを500円で買い、車に戻って全部片付けて、また残っていたワンコ用の水で身体を拭いて着替える。靴も履き替えてやっと生き返った。そして残った食材、お握りとエネルゲン、そして缶ビールで夕食。時間は確か9時前。ルーフテントに入って一気に寝たよ。こんな時にルーフテントの上では身体を伸ばして、大の字で寝れるルーフテントはとっても有りがたい。車の中のシートの上ではとても身体は休めないからね。

 そして31日早朝。。。テントを叩く雨の音が聞こえる。それで目が覚めた。時間は2時過ぎ。テントに雨が流れると湿ってしまうので気には成るが大降りでは無さそうだ。暫くして雨も止み暫く寝て3時前には起きた。すると夜空は…星が一杯。昨夜と同じような星空。コンテジと脚立を持って登って来た富士山の見える所を探し、降るような星空とスローシャッターでカメラに収めた。素晴らしい星空だったよ。
素晴らしい星空!!!

 3時半には出発し、休憩しながら8時前には家に着いた。ワンワン呼ぶユウ達。真っ先に着替えてモモの部屋で、すさまじい歓迎を暫く受けてユウ達が落ち着くまで一緒に。ヨメや有希子達がユウ達の世話もちゃんとしてくれたようだ。ありがとう。今日は一緒にいよう。

 明日は65歳の誕生日。その前に子供達は全国大会二連覇。そして昨日の富士山。その間にヴィヴィも連れて預ける事も出来たし、誕生日前に大きな達成感。でも本当に皆のお陰だね。これからもしっかり生きて行こう。

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