2019年10月28日月曜日

逢いたかったお婆ちゃん。今日も元気!

 大峰山登山口の駐車場には降りて来た時も僕の車しかなかった。ここは駐車料金1000円。いつもは降りて来たらすぐに集金に来るのだけど今日はいない。ラッキーと言うか、もう10月末だしシーズンを終えているからかな。

 そこからあの懐かしいお婆ちゃんのいるお店へ。洞川の旅館街の一番登山口寄りに有る。そこまで5分ぐらい。そのお店の前に車を止めてお店に入ろうとすると、数人のおばさん達が来客中。その後ろで控えめに待っていると、主人が声をかけてくれる。お婆ちゃんの息子さんだ。とても愛想良く、
「今、くず湯でも用意しますので、どうぞ」と。
そのまま玄関で、「お婆ちゃんいますか?」 
「奥にいますよ。呼んできましょうか?」
「2年前にもお婆ちゃんにお会いして、また会いたかったので。今大峰山登って来ました」
愛想のいい主人は座敷に誘ってくれ、上がらせて座らせてもらった。暫くして若い娘さんがくず湯を持って来てくれる。そしてすぐお婆ちゃんが来てくれた。

 今年84歳に成る可愛いお婆ちゃん。耳には今日もピアス。指先にも指輪が3つぐらい有ったかな。ちゃんとお化粧もしている。2年前、その前は4年前だし、僕の事は覚えてはいなかったけど、2年前にお婆ちゃんに「暫くまだ生きとるから、また来てな~」て言われたし、会いたかったから大峰山登ってまた来たよ」と色々としゃべり始めた。
「そうか~な~。2年前もその4年前も来てくれたのかな~ありがとうなあ~」

 2013年9月 ⇒ お婆ちゃんの真心
 2017年9月 ⇒ 4年振りの大峰登山と会いたかったお婆ちゃん


 お婆ちゃんは今年84歳。大病をしていてもとても元気でぼけている風もない。
若い娘さんは今回初めてお目にかかったが、お婆ちゃんが「孫のお嫁さん」と教えてくれる。大阪市内の出身らしい。僕も長く大阪にいたしヨメも大阪育ちだ。「洞川に来てどうですか?」と色々話する。暫くすると若い男の人。ひょっとして、そのお孫さん?と聞くとそうだった。お婆ちゃんのお孫さんもそのお嫁さんもこのお店を手伝っている様だ。行く行くはお店の主人に成るのだろう。

 彼は今25歳。若いなあ。。その年を聞いて僕の結婚した頃を思い出した。あの時は24歳だった。若くてお金には苦労していたけどね、40年前は彼の様だったのかな、と思う。2年前は娘さんがお婆ちゃんとの写真を撮ってくれた。今日はお嫁さんが撮ってくれたよ。

 入口2つの間に立ち机風のレジが置かれていた。上にはタッチパネルの画面。2年前には確か無かったなあ。座って来客してくれたお婆ちゃんには無理だね。ちょっと寂しそうな感じがしたのもそういう事も有るのかな、と感じた。時代も世代も代わって行く。それは仕方ないね。今回も葛きりやお蕎麦、もちろん陀羅尼助も買って来た。陀羅尼助は僕達も飲むが、愛犬達が下痢した時もパンに挟んで食べさせている昔からの常備薬だ。
 お店のホームページも有った。⇒ 西浦清六本舗 陀羅尼助丸
今回も買ったよ。

 お孫さんも明朗で良く話もしてくれる。お婆ちゃんが「温泉でも入って」と言ってくれるが、「ワンコ達がいるので。。」と言うとお孫さん夫婦もフレンチブルドッグを飼っているらしい。「どんな犬を?」と聞くので「バーニーズ」と言うとちゃんと知っていて、スマフォの写真も見てもらった。車もユウ達が3頭乗れる様にリヤシートも取っ払ってる事を話して、帰り際にユウ達の臭いのするリヤドアを開けて少し中も見てもらった。

 お婆ちゃんはヨメも高校3年生の孫のひなたも今度は連れておいでと言う。一度は本当にゆっくり洞川で時間を過ごしても良いな、と思う。また来年来ようか。

 7年前に初めてお婆ちゃんに接した時は、話の中で「息子さんは?」と聞かれて「実は…」と雄一の事も話して、辛い事もお婆ちゃんは本当に心優しく色々聞いてくれた。車を出してすぐ、お婆ちゃんの優しい気持ちが嬉しくて色々想い廻り泣きだしてしまったが、2度目もその優しい気持ちに触れてポロっとした。でも今回はね、お孫さん、その可愛いお嫁さんもいて、息子さんもいて、娘さんは近くのお店にいて、何だか暖かいほのぼのした気持ち。心が暖まって涙も無く嬉しい気分。やっぱり来て良かった。次は2年後とは言わず来年には来よう。少し小さく成ったかな、と感じた可愛いお婆ちゃん。また元気で逢える様に。僕達も元気でしっかり生きて行こう。

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