2019年10月28日月曜日

2年振りに大峰さん登山

 月曜の天気予報は晴れ。もし当日も予報通り晴れだったら。。と思っていた。
そして4時過ぎからのユウとのお散歩。夜空には星は見えない。。が、少しずつ雲が流れている様だ。そしてモモ達との2便目お散歩。その頃には青空が広がって来た。奈良県地方も予報は晴れマークだ!決めた!

 ユウ達のご飯もあげて、野球の手続きや連絡事項を片付けて、山登りの用意をして、やっと7時頃に家を出た。今日は大峰山へ登る!2年振りに雄一の所へ行く。あの洞川の可愛いお婆ちゃんにも会いたい。「まだ暫く生きとるから、また来てな~」と言っていたお婆ちゃん。元気だろうか。。
 
 前回は2年前の9月後半に登っている。あの時もいいお天気を狙って登った。まだ山にも宿坊にも人はいたなあ。2017年9月 ⇒ 4年振りの大峰登山と会いたかったお婆ちゃん。
 
赤いメインのコースは通らず、今回は沢沿いに登る。
出発も遅れたので結構飛ばした。吉野までは順調。でもそこからナビを入れたのでおかしく成った。。大峰山へ行くのに最短の距離に成るのかひどい林道をナビして行く。途中から全く記憶の無い林道。雨の後で木々の枯れ葉で道は滑り、車幅一杯の道が続く。峠のトンネルは高さ2,3制限。それもデコボコで車幅も一杯だ。少しでも油断したら接触するぐらい、立ち往生するかも知れない、そんなトンネルを抜けて、急な坂を下りやっと洞川に着いた。この間4~50分近く。。多分四駆でないと来れなかったと思う。

 時間は9時40分前。すぐに仕度をしてリュックを背負って50分に出発。今日の登山は自分の体力の確認も有る。どこまで普通のペースで登れるか。夏の富士山の様なペースだっったらこの時間からの出発なら厳しいかも知れない。2時までに着きそうに無かったら諦めて下山する。そう決めていた。

 今回は今までの大抵の人達が登る登山道とは別のレンゲ辻を目指す沢沿いに登るコースを目指す。最初はそのコース、平坦だったが、沢沿いの岩だらけのコースや急な獣道の様な細いコースが続く。目印やコースの案内が少なく小枝や沢の石に赤や黄色のテープが時々張って有るだけ。それを見落としてしまうと、本当に解らなくなる。何本かの沢が集まる広い石ころだらけの所ではどこがコースなのか、何度か辺りを見渡して進んだ。

 登りながら思う。この様な山の中で迷うのも危険だ。携帯も届かない。それにここは熊も鹿も猪もいる。もし熊なんて出て来たら。。。1人ではここは危険なコースだ。帰りはいつものコースを戻ろう。ちなみに後で聞いたが、この辺りの熊はツキノワグマ。北海道にいるヒグマとは違う種類で、人は襲っても食べないらしい。。

どこがルートか解らない。。
斜面も急・・かなり登って来た。


辺りの見晴らしは素晴らしい!

 山頂に近づくにつれ、見晴らしも良く、見える景色は段々素晴らしく成って来る。体調も良い。1時間、休まずにしっかり歩けた。しんどいけどね。10分弱休んで斜面が急に成って来ても出来るだけ休まず、ゆっくり登った。そして笹が覆う開けた稜線に出た。そこには女人禁制の大きな看板の鳥居。ここから女性は入れない。今の時代に、と思うかも知れないが、修行の山として信仰されている大峰山。昔からのしきたりだ。その様な看板も立てられている。




 そこから山頂まで暫く。もう少しだ。が結構キツイ。それでも12時前には山頂のお花畑に着いた。ここまで約2時間。急な沢の斜面をいいペースで登って来れた。心配していた体力の低下も、少し安心。

 7年前に遺灰をたむけた所。こ゚の山頂のお花畑の石碑の下に。洞川へ来る途中に、スタバのコーヒーを買って来ようと思っていたが、林道に入ってしまったので何も買えなかった。それで洞川の自販機でポカリのボトルを買って来た。帰りの水分補給も兼ねてね。

 そのポカリを開けて少し流してあげた。また来るからね。。すぐに離れるのも惜しく、暫くそこでお弁当を食べながら時間を過ごした。この時に初めて登って来た人に出会ったよ。相手も一緒。今日、初めて出会ったと。シーズンは9月末頃まで。もうこの時期には山頂にも宿坊にも誰もいない様だ。標高は1700mを超えている。多分来れるとしても時期的にはもうこの時期が最後だろうね。
頂上の石碑から登って来たお花畑を望む

 帰りは来た道は迷ってしまう恐れも有るのでね。あんな所で怪我しても誰も通らないし熊も気に成る。いつもの登山道を降りる事にした。途中の修行場の西の覗きへ。ここで鎖につながれて断崖絶壁に吊るされて修行するらしい。これはやりたくないね。頼めば一般の人もやってくれる様だ。
西の覗きの絶壁の手前。この鎖に繋がれて吊るされる。。

西の覗きからの風景

 帰りのいつもの下山道。下りの階段風な段差は足にはきついが道に迷う事は絶対にない。途中に水飲み場も休憩所も有る。ただ大きく茂った木々の間のコースなので視界が開ける所も少なく景色はあんまり楽しめない。下界近くに成ると杉林が圧巻だね。ここまで手入れされていても売れる木材はわずかなんだろうな。沢山の大木が山に切り倒されていた。


 
この登山道入口に有る女人結界
2時半過ぎには予定より早く女人結界の門をくぐり駐車場に着いた。登山開始から4時間40分ぐらい。予想以上に早かった。足の疲れも体力もそう問題は無い。また来れるかな。さあ、洞川のあのお婆ちゃんに会いに行こう!元気かな?

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