2016年12月6日火曜日

田舎へ母親の百か日

 今日は母親の百か日。
田舎では日曜に家族が集まったようだけど僕は野球が有ったからね。本来の百か日は今日だから以前から仕事も休むつもりで準備していた。モモ達も連れて田舎で遊ばしてあげたいけどモモはまだ抜糸もしてないからね。今日はお留守番だよ。

 7時45分ごろに家を出て今日は関を回らずに長野峠から伊賀を抜けて針まで向かった。
でもやっぱりね、距離的には近いと思うけど下道は時間がかかる。名阪を通るより10~15分は長くかかるね。そこから東吉野の爺ちゃんが入院する養護病院へ。爺ちゃんと言っても僕の父親。大正生まれの父親はもう90歳を超える。9時半過ぎには病院に着いた。

 今日見た爺ちゃんは今までで一番小さく見えた。
2011年の夏の終わり。まさかの雄一の闘病生活が始まって先の見えない不安が続いていた。
何度も五条のお寺へ通う途中に爺ちゃんの入所していた施設へ初めて立ち寄った。10月初旬、まだ暖かく爺ちゃんも元気でリハビリしていた。言葉もしゃべるし手足もしっかり動いている。笑顔も見える。もう痴呆は進んでいて僕の事も解らないようだったが2時間近く一緒に過ごした。まだ胃ろうはしていなかったから食事も結構な勢いで食べていた。あれから5年過ぎたんだ。。
 あの時のブログだよ。。 ⇒ お百度参りと元気なおやじ  

 身体を拭いてもらったり処置をしてもらう間、待合室で待っていたら同じ階に入院しているおばさんが、「見舞いに来られたん?私ももうはよ帰りたいんよ~」と色々話しかけて来る。そうだろうね、病院は本当に寂しいだろう。見舞いに来て話相手になってくれるのが一番うれしい、と言ってたな。

10時半頃に爺ちゃんの肩をさすってさよならして、病院を出て五条の田舎へ向かった。
途中にいつも立ち寄るお寺。小さい頃からの僕の気持ちのより所のお寺だ。いつものように合掌して礼をして境内に入る。あれは何の木だろう。とっても紅葉が綺麗でした。

 田舎へ帰るともうお昼前。今日は僕達だけだけどお昼の用意もしてくれている。いつも本当にありがとう。田舎のワンコ達もワンワンとお出迎え。シカやイノシシ避けの畑の柵が逆にそのまま斜面の広~いドッグランになっている。モモなら大丈夫だろうけどマーちゃんならアッという間に超えていくだろうなあ。でもね、昔はこんな事無かったんだよ。人の手が入らなくなった事もある。獣達を避ける柵が逆に人間達がその中で暮らしているような感じになっている。

 お墓へ行く途中の山道には水仙が季節外れに数本咲いていた。山イチゴも有る。今頃、山イチゴなんて有ったかなあ。


 廃線になったバス道路の近くのトンネル付近にはとっても綺麗に色づいた紅葉。
ヨメが「カエデと紅葉(モミジ)ってどう違うの?」と聞く。
そんなもん知らん。
 後で調べると、カエデが紅葉(コウヨウ)したのを総評して紅葉(モミジ)と言うそうな。植物学上もカエデ科は有るが紅葉は無い。盆栽の領域ではハッキリと区別されているらしい。そしてカエデは世界中に自生するが、この紅葉(コウヨウ)するカエデは中国、韓国の一部に存在するだけで紅葉(モミジ)と呼ばれる種はほとんどは日本に有るらしい。改めて日本人で良かったと思うね。
とっても鮮やかな紅葉

このトンネルの左手にはあけびも自生しているんだ。
実家の帰り際に「これを雄一くんに。」と雄一の好きだったイチゴを渡してくれた。
本当にいつもありがとう。
家に帰ってお供えしてあげたよ。本当にありがとう。

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