2020年1月30日木曜日

今回も素晴らしいハワイ!親子3世代での念願のスカイダイビング!

 ハワイ時間30日。今日はいよいよこの旅行のメイン・イベント。クライマックスのスカイダイビングだ。僕と娘、そして孫娘の12月に18歳になったばかりのひなたも飛ぶ。さすがにヨメは飛べないので、ダイビングセンターで待っていてもらうが、そのままワイキキまで帰るツアーも申し訳ないので、ダイビングの後にノースショアの観光などの入ったツアーを頼んだ。それなら、ダイビングの後も皆で観光出来る。以前はワイキキからノースショアの送迎バスの往復だけで1日半かかってしまったからね。

 8時20分にホテルお迎えの予定。8時過ぎには皆で待っていたが、15分過ぎにはお迎えに来てくれた。日本人のおじさん。年は僕よりも少し上ぐらいかな。もちろん普通の日本語で会話できる。このツアーは僕達だけの様でそのままパシフィック・スカイダイビングセンターまで走る。そのノースショアまで1時間少し。その間にダイビングでの事故を想定した4ページに渡る誓約書の内容を確認しながらすべての項目に確認チェック、イニシャルを入れて最後にサインする。訴訟国家のアメリカらしい、全ての事故に対しての確認で、中身は万一死亡事故が起きても親族や家族も一切文句を言わない、と言う内容だ。似たようなそんな項目が40か所以上は有る。法律用語を日本語に直したような理解に苦しむ内容も有るが、いまさらNONとは言えない。娘達も同じ、全てに車中でサインをした。

 オアフ島の北部の海岸沿い。ディリンガム飛行場の中にそのスカイダイビングセンターが有る。雄一が旅立って2013年。クロゼットから出て来たCDに入っていた雄一のスカイダイビングの写真。ダイビングをした事も知らなかったが、手術の2年前ぐらいの写真、とても元気そうに写っていた写真の数々。そこにもここのパシフィックスカイダイビングセンターが写っていた。だから2013の秋もここで、同じ場所で娘と飛んだ。そして7年が過ぎ、今日も同じ場所で娘と12月に18歳に成ったばかりの孫娘のひなたも一緒に飛ぶ。7年前にひなたと約束した。18歳に成ったら一緒に飛ぼう、と。上は65歳までだからね。今年の夏までが一緒に飛べる最後のチャンスなんだよ。僕と娘とひなたと親子3世代で一緒に飛ぶ。こんな事は普通は出来ないよ。その願いが叶いそうだ。

 ダイビングの注意事項などのビデオを見て暫くしてパラシュートのハーネスなどを装着してもらいながら飛び出す時の姿勢などの説明をパッセンジャーから受ける。前回は丁寧に時間もかけていたような記憶だが、とても簡単だった。ビデオを見ているし前回も飛んでいるから大体の姿勢は頭に入っている。

 先の組のおばさん達が飛び、約1時間ぐらい待って僕達の番が来た。皆でハイタッチをしながら小型飛行機に乗り込む。ダイビングで一番怖いのはこの飛行機だ。去年は別の会社のダイビングで上昇中に飛行機が落下し乗客全員の死亡事故が発生している。そんな事も有ってそこが一番心配。なにせ小型機がかなりの角度で4200m付近まで上昇していく。飛んではいるが飛行機から回りの景色を見ているとそのスピードは遅く感じるし、このまま後ろへ落ちないのか・・・と前回もそれが一番心配だったが、今回は考えても仕方が無い‥そういう気持ちに成っていてそんな怖さは感じなかった。ただひなた達が無事に降りてくれるように。それだけを願う。
スカイダイビングの飛行前。

 一緒に飛行機に乗り込むパッセンジャーやカメラマン達。みんなとてもハイテンション。一日に何回か飛んでいるんだろうね。先の2組らが飛び、そして僕、娘、ひなたは最後のダイビングだ。空には雲も殆ど無い。まさに快晴のノースショア。地球の丸さも解る。眼下は素晴らしい風景だ。



 一気に飛び降りて約1分少々だろう。4200m辺りから2000mぐらいを200㌔以上で一気に落下する。2013年に初めて飛んだ時に思ったのは、これは神様の目線だと!他では絶対に経験する事の出来ない目線と眼下の地球。素晴らしい経験だよ!
 
一緒に飛んだ娘と孫娘のダイビングです。 




スリル大好きの娘・・

  パッセンジャーがパラシュートのヒモを引き一気に身体を上空に引っ張れる感覚。実は100㌔ぐらいで落ちているんだろうけど、目線は立った状態からに成る。パッセンジャーがパラシュートの左右のヒモを引いたり戻したりしてクルクル回転させる。これ一気にスピードが変わるんだよね。僕にもヒモを持たせてくれた。右を引くと右側へ一気に旋回、左は左へ旋回する。その引く量や角度でスピードと角度を調整している。そんな事を繰り返しながら落下地点は近付き着地した。そして後から飛んだひなたも僕のすぐ横に降りて来る。その表情もとても明るそうでホット一息。嬉しかった。

 すぐに事務所では写真のデーターを整理してビデオでダイビングの様子が見れる。以前はCDに全部データーを入れてくれたが今時はIPHIONならデーター転送でスマフォへ。AndroidならUSBに入れて渡してくれる。もちろんその写真やビデオ代は結構なお値段だよ。でも一生にそうは出来ないからね、3人分の写真を出してもらった。
素晴らしい体験・スカイダイビング!

 念願のスカイダイビングを終えてから、ガイドのおじさんが飛行場のすぐ先のモクレイヤ・ビーチへ案内してくれる。運が良ければ海ガメさんが居るかも。。でもまだ2時頃だから無理だろうな、と言いつつビーチの公園に着いた。広い公園を抜けて真っ青な海のビーチへ。ここはハワイ島の黒ではなく白い砂浜だ。海水浴客はいるがこの広い砂浜。海ガメはやっぱりいないなあ・・と思ってふと木陰を振り向いたらそこに大きな海ガメさんが居たよ。ガイドさんの話によると3時過ぎから日光浴に上陸してくるらしい。だからまだ居ないだろうと思っていたが、ラッキーだったね、と言ってくれた。
モクレイヤ・ビーチ前の公園


素晴らしい青さ。モクレイヤ・ビーチ

 ノースショアのお土産ショップに立ち寄り少しお土産を買った。ここはワイキキには無い物も沢山有ってそれなりに安かった。


お腹が空いてるので先にシェリンプのお店へ。ガイドさんお勧めのお店らしく、ハワイでは良く見るバスを改造したお店だが、ライスにもニンニクの味が微妙に乗っていてとても美味しかった。

シェリンプとキツクないニンニクが絶妙~美味しい!

 そこから近くのハレイワの街へ。ここには道路の両側に(カメハメアハイウェイ)コンビニから銀行、すし屋、バーガーなど沢山の店が並んでいる通りが有る。マーケットプレイスも有る。娘達の最初のお目当てはパタゴニア・ショップ。質のいい商品が沢山並んでいる。1枚、好みの色合いのTシャツが35ドルぐらいで有った。娘によるとパタゴニアとハワイとかけたロゴが書いて有ってハワイ限定品らしい。「ふ~ん。。そうなら雄一も喜ぶかな」と思って1枚買って来た。帰ったらお供えしよう。

パタゴニアショップ

行列の出来る松本こおり屋さん。



 ショッピングもそこそこ済ませて通りの端、海岸の方角へ歩くとガイドさんが教えてくれたマツモトシェイプアイスのお店が有る。ガイドさんとの待ち合わせはこの裏の駐車場だ。ここは有名は松本かき氷のお店らしい。行列の出来るかき氷屋さん。僕達も2つ買って分けて食べた。ハワイらしいカラフルな色合いの蜜。とっても美味しかったよ。

 その後はワイキキへの帰り道。その途中に有るドールの工場のお店へ。大きなお土産屋さん、トイレも駐車場も揃っているのでノースショアへの観光の途中には欠かせない所だとガイドさんも説明してくれる。時間は1時間も無かったので、農園内には入らなかったが、ここにはパイナップル農園を回るトロッコ列車や迷路や色々遊ぶ所が有る。2013の時は丁度ハロウィンの時だったので、観光客も凄い恰好で列車に乗っていたなあ。
ドールのお店
お土産も大体買ってワイキキへ戻る。ガイドさんにもチップを渡してお礼を言って別れた。時間は4時過ぎ。少し休憩してビーチへ行こう!ワイキキの夜、ハワイの夜は今日が最後だからね、ディナーは7時にワイキキの田中オブ東京のステーキコースを予約してある。ワイキキのサンセットは6時21分。少し泳いで暫く・・。素晴らしいサンセットを見て、急いでホテルへ戻りシャワーして着替えてカラカウア通りのお店へ急ぐ。10分前には間に合った。
5時過ぎのワイキキビーチ。先に見えるのはダイヤモンドヘッド。

サンセットが近づくと沢山の人達がビーチに来る。

素晴らしいサンセット!
日が沈みホテル・ベランダからの夕焼け

 ここは雄一との最後のハワイに成った2012年に初めて来た。あの時は症状もかなり進んでいて先が見通せない状況だった。。それでもここでは良く食べてくれたんだ。ステーキだったかロブスターだったか、もうお腹一杯の様な感じだったが、それでも食べてくれた。翌年の2013年は雄一の誕生日にここへ来た。皆でお祝いにね。お店の人にバースデェイーの事を話すと本人はもうここにはいないけれど祝ってくれたんだよ。
田中オブ東京のステーキ。

見せるシェフの技も楽しませてくれる。
今夜もお腹一杯。多分フルコースだったが、娘やひなたもヨメもは食べきれなかった。僕が全部食べたよ。だってこんな美味しい物を残すなんて勿体ない。でもロブスターは無くても良かったかな、と思った。また貝柱があんなに柔らかくて美味しいんだとは今日、初めて味わった様な気がする。

 26日からのとても楽しかったハワイ旅行。それも明日で終わりだ。明日は7時にホテルに荷物を取りに来て9時過ぎにJALディスクに集合。ハワイ、またみんなで来たいな。ユウ達を預かってくれている横浜のChieママ。2週間留守をするチームの皆さん、皆さん本当にありがとう。明日、お昼にホノルルを出発します。日本時間の2月1日の夕方にセントレアの予定です。その後にはユウ達を迎えに行くからお利口さんで待っててね。

2020年1月29日水曜日

ハワイ島からホノルルへ。買い物では疲れを知らないおんな達。。

 ハワイ時間29日。今朝は昨日のマウナケア山頂ツアーの疲れも有ったんだろう。目覚めたのはもう外も明るい7時を過ぎていた。また暫くシェラトン回りを散策する。このシェラトンも建物はかなり古い。もちろんきちんと手入れもされているが、水回りの設備が古い。シャワーや湯舟など、排水も悪くてちょっと残念だったが、仕方無いかな。
ハワイ島・シェラトン・コナリゾート


ホテルの案内も英語と日本語だけ。これがええ!

ホテルの庭に住み着いている可愛いマングース。

 今日はハワイ島を離れてホノルルへ。11時にはコナ空港へ、と言われているので10時過ぎにはシボレーに荷物を全部乗せてホテルを出た。空港近くのレンタカー会社まで。アメリカのレンタカーはガソリン満タンで返さなくてもいいんだよね。2日目に15ガロンは入れたが400マイル以上走って、もうゲージは残り少なかった。コナ空港へ送迎バスで移動し、搭乗手続き。手荷物の依頼も搭乗検査もスムーズに済んで12時過ぎのフライトまで1時間少し待ち軽くお昼も食べた。
中部からハワイ島への直行便が無い。成田か福岡からだと有る。。

 気に成っていたのが、ホノルルからワイキキのホテルまでの足。行程にはJALの係員が出迎えて手荷物を預かりホテルまで運んでくれる。自分達はバスやトロリーなどを使って移動と聞いていたので、娘に行く手順を調べてもらっていた。ところが出迎えたJALの係員は大型のSUVで荷物を積みホテルまで運んで、その車に自分達も乗ってシェラトン近くのJALのディスクまで運んでくれた。そこからはシェラトンまで歩いて5分程だ。
ワイキキのシェラトン28階。ワイキキビーチが見え素晴らしい展望。

 空港からワイキキまでのハイウェイも相当車が多い。日本と同じ。ワイキキのカラカウア通りも本当に沢山の人が歩いている。チェックインしてすぐに皆でトロリーバスに乗ってアラモアナセンターを目指す。
Chieママにもらった東京2020オリンピックTシャツを着てカラカウア通りへ

 そしてアラモアナから今度は歩いて10分少しのホールフーズマーケットへ。色々下調べをしていた娘やひなたによると人気NO1のスーパーらしい。確かに凄い品ぞろえだ。しかも綺麗で色んな具材やメニューを自分の必要なだけ取って計量して支払う。寿司や日本食も沢山有る。僕でもこういう所の方が良い。小型犬を連れながら買い物する人もいる。それはどうかと思うけど人気NO1と言うのもそのアイデアや品質でうなずけた。ここで買った物をレジを終えて店内のテーブルで全部食べた。そしてまたアラモアナへ。

ホール・フーズマーケット。品揃えとアイデア・クリーン差がとてもいいお店。

 それにしてもヨメも娘達もこういうのは凄いパワーだ。疲れを知らない。お土産のクッキーやチョコを買ってもう帰るだろうと思っていたら、娘達はアラモアナを一周してくる、と言っている。。。え~~そんなもん歩くだけで1,2時間はかかるよ。。もう先に帰るよ、と別れてお土産売り場から出たらそこにペット用品やぬいぐるみを売るお店のショーウインドウが目に入り、そこにはバーニーズやシェパードのぬいぐるみが見えた!大、小、沢山有ったけどね、ユウに似た一番大きなバーニーズを買ってトロリーに乗ってホテルへ帰って来た。ユウ2号と名付けた大きなぬいぐるみ。抱えてバスに乗っている間も何だか嬉しい気分だ。
あ~バニだあ~ 一気に元気が出て来た!

ユウに似たバニ、シェパードのマーちゃんもいる~

棚ごと全部欲しいぬいぐるみ~

 バスを降りてワイキキのメイン通りカラカウア通りを歩く。いつもながら凄いにぎわいの街だ。日本人もかなり来ているよだね。歩道でストリートパフォーマンスをする人達も多数。所々で人だかりも出来ている。レット・イット・ビーを歌うシンガーが良かったなあ。
夜のカラカウア通り


シェラトンの28階、ベランダからの夜景

 ホテルの部屋は28階の最上階だった。左手にはワイキキビーチ、カラカウア通り。その夜景もとても素晴らしいが、ハワイ島とは違ってここは本当に大都会だね。娘達は心配に成るぐらい遅くまで見て回っていた様で、帰って来たさすがのヨメもつき合わされて疲れた様子だったな。
抱っこしてホテルへ持ち帰ったユウ2号と雄一。

 明日は念願のスカイダイビング。親・子・孫3世代でのダイビング。前回は何の不安も無かったが、今回はひなたも飛ぶので少しの不安が有る。思い出に残るダイビングが出来たら嬉しいな。とっても楽しみだ。

2020年1月28日火曜日

念願のマウナケア山頂サンセットと素晴らしい星空!

 早朝、今日も早くに起きてホテル回りを歩いた。来た時から小さなムササビみたいな動物がホテルの庭園や木立の中から走るのを見ていたが、どうもマングースの様だね。日本で言えばマムシの天敵。狂暴なイメージが有るが、芝生の上でくつろいでいる姿は愛くるしい。

 今日はマウナケア山頂へのオプションツアーが有り、12時過ぎにホテルに迎えに来る予定だ。来るのが12時過ぎなのでそれまで近場での観光、ホテルから近くのプウホヌアオホナウウ国立歴史公園に立ち寄りしばらく散策。ハワイ島の歴史などが紹介されていたが、住民にとっては神聖な場所の様だ。


英語と日本語だけの解説。中国語、韓国語の無いのがいい。




 この公園の回りも岩場で遠浅の海岸で直ぐそばまで熱帯魚の泳いでいるのが見える。シュノーケルの絶好のポイントらしいが、ここにはレンタルなどのお店は無い。娘達がレンタルも有ってシュノーケルの出来る海岸がまだ近くに有ると言うので、そこまでレンタカーで飛ばす。
カハルウビーチ。シュノーケルのスポット
  娘がナビゲートするカハルウビーチパーク。砂浜は少ないが遠浅で岩場が多いが熱帯魚がそこまで泳いで来ている。ここはシュノーケリングのビーチの様でレンタルの水中メガネやシュノーケル、足ひれをレンタル出来る。娘達もレンタルしてシュノーケリングを少しの間楽しんだよ。僕は泳ぐのが目的なので、Chieママに以前にもらったゾウリを持って来たが、これが岩場に入ると波も有ってすぐに抜けてしまう。無くしてしまってもいけないので、はだしで泳いだが岩場は足が痛い。なので足ひれを結構な値段でレンタルしたが、これがまた歩き難い。シュノーケルしながら足ひれを使って泳ぐ時にはベストだろうけど、これ歩くのには全く適していない。やっぱり海は外れないサンダルが必要だ。
Chieママにもらったぞうり。モモの絵が入っている。

 10時過ぎには海を出てホテルへの帰り道で軽く昼食。ホテルへ帰ってシャワーを浴びてすぐに用意。娘達もマウナケアツアーのお迎えに間に合った。ツアーを案内してくれるのは東北生まれの日本人。ハワイ島では日本人向けのツアーを営業している太公望と言う会社。2013年の時もその会社でとても親切にしてくれた。シェラトンからコナのホテル、ヒルトンも回り僕達4人と他全部で11名のツアー。もちろんみんな日本人。
ナッツ工場のお土産屋さん。

 少し時間の余裕が有ったようでツアー予定にはないハマクアのマカダニアンナッツ工場へ。ここも試食ナッツが沢山有ってヨメ達は楽しそうにショッピングしていた。ここから見える海にはクジラが見えるらしいが、暫く見ていたけど穏やかな海のままだった。

 そこから昨日に行ったワイメアの街で暫く休憩しそれからマウナケアを目指す。ガイドさんがここに有るバガーは全米8位に成ったバガーだよ、と教えてくれてそれを2つ頼み4頭分して食べた。思ったより小さめのバガー。日本人にはこれぐらいで充分だ。
登山道へのトイレ休憩場所

 マウナケアへの途中で一度休憩して暫く。原住民達がマウナケア山頂への望遠鏡の新たな設置工事などに反対して去年の夏頃から登山道は閉鎖されていてマウナケアには登れなかったが、それが昨年12月末には解除されて登れる様に成った。けれどもまだ原住民の反対活動は続き、道路の両側にテントやバリケードを設置してずっと抗議活動を続けている。僕らの様な観光客には申し訳ない気持ちも出て来る。でもマウナケアには登りたい。

原住民の反対活動が続く登山道の両側。またいつか閉鎖されるかも知れない

 山腹途中のオニズカビジターセンターで最後の休憩。ここですでに2800m有る。オニズカさんは初の日系二世のコナ出身の宇宙飛行士。ディスカバリーで宇宙に行き、再びチャレンジャーで宇宙を目指したが爆発事故で亡くなった。ハワイ、コナ出身の彼の名がセンターの名前に成り、銅像も建てられている。高度の変化には弱いだろうヨメが心配だったが、この時にはまだ大丈夫だった。軽食とトイレなど高度に身体を慣らす時間も取って防寒着を来て再び出発。
オニヅカビジターセンターから見えるなだらかでとにかく大きいマウナロア山

オニズカさんの肖像

ここ2800mからあの先の山を更に登って行く。

 ここから未舗装道路をホコリを巻き上げながら登って行く。4WDしか登れない規制が有るとは言っていたが4WDでも素人の運転がこんな道は一番危ない。特に下りは危険だ。レンタカーなどは規制されているのかな。こんな所は専門業者だけにすべきだろうね。

左は日本のすばる望遠鏡
どれぐらい登っただろう。太陽も沈みかけている。山頂の天体望遠鏡などが見えて来て舗装道路に成りすぐに4000m近くまで来た。日本のすばる天体望遠鏡の下でガイドさんの説明を受けて写真も撮ってもらう。知識も深いし良く勉強しているな、と思わせるガイドさんだ。


 それから山頂のサンセットのポイントへ。沢山の車が停まっている。12月末に道路が再開されて一気に観光客が増えたのかも知れない。かなりの台数だ。でも世界広しといえども4000mまで車で上がれる所はここだけだ。


 道路のフェンスや縁石に腰かけてサンセットを待つ。その時間は6時21分頃。6時半過ぎには天文台が動きだすのでそれからは下山しなくてはいけないらしい。今日は風も強いし寒さも感じる。どちらにしてもそう長くはいられない。

すばる望遠鏡の向こうにマウイ島が見える

マウナロア山も綺麗に赤く染まっている。

 そしてサンセットがやって来た。もう少し上空の空も焼けるかな、とガイドさんも言っていていい条件の様だったがそこまでは赤く染まらなかった。それでも素晴らしいサンセットだ。この為に来たんだから。最後に手を合わせて、ありがとうと言って下りて来た。


 そしてヨメは。。どうも高山病の症状の様だ。気持ち悪い、吐きそうだと言う。分厚い防寒着を着ての移動も影響したのだろう。身体が高度に順応出来なかった様だ。僕でさえ歩く時に少しフラ着く感じさえ有った。富士山は何度も経験しているけどね。そういえば娘も孫のひなたも富士山は登っている。ヨメは7年前の乗鞍の3000mが最後だから一気に4200mはやっぱり苦しいかな。でも高齢者の方が成りにくいとはガイドさんが言っていた。

 ガイドさんにビニール袋をもらって席に座る。山頂から星空の観測地点まで停まる所は無い。その間にヨメは何度か吐いた。星空観測の場所に行ってもヨメは星を見る余裕は無かったかな。けど仕方ない。どうしようも出来ない。傍にいて様子を見てフォローするだけだ。それにしても素晴らしい星空だった。冬の天の川も見える。長くこんな星空は見た事がないなあ。僕はコンテジの星空モードで何枚か撮影したがそうは上手く撮れない。ガイドさんが娘達を撮ってくれた写真には人物も星空も素晴らしく綺麗に映っている。さすがにプロだね。
さすがプロの写真



 星や星座の説明をするガイドさん。本当に良く知っている。知識が豊富だ。大きな携帯用の天体望遠鏡もセットして説明する輝く星を見せる。確かに綺麗に見えるんだよ。こういう勉強もガイドには必要なんだろうね。日本から来てハワイで暮らすガイドさん。その豊富な知識には本当に感心したね。
ガイドさんが撮った星空。冬の天の川が見える!!

 最初に休憩した所へ戻りトイレ休憩して防寒着を脱ぐ。ヨメも少し落ち着いた様だ。何とか行程に着いて行けて良かった。もし途中で1人がダメに成ったら他の人にまで迷惑をかけてしまうからね。それから帰りに夜食のパスタを作ってくれているレストランに立ち寄り11時頃にはホテルに戻った。

 念願のマウナケア山頂。7年前はひなたが小学生だったから行けなかったんだよ。あの時も18歳までは3000m以上の所へ行ってはいけないと言うアメリカの規制が有った。ツアー案内にもそう書いて有った。でも今回は大丈夫。でももう何年かして僕達が高齢に成ったら無理だろうな。今年もしっかり富士山登って鍛えておこうと思う。明日はハワイ島最終日。午前には空港へ行く。まだまだ見て回りたいハワイ島。また来たい。