2021年11月14日日曜日

モモの異変とユウのサイン。モモの緊急手術。

  前回のモモのヒートは7月末には終わっていた。マーキュリーはやっと終わったとこだし、当分ヒートは大丈夫と思っていたが、ユウの様子が半端ない興奮振りに成って来た。モモのお尻を嗅ぎ回す。モモのヒートには早すぎる。。ユウは去勢していないし仕方ないのかと思っていたら最近は段々エスカレートして、お腹を鼻先で突いたりするので、モモも怒り出す。ヒートは見てもまだ無い。あんまりおかしいのでモモを良く調べてみた。陰部はどうもヒートの様に腫れては来ているけれども白い液のような物も。。ひょっとして子宮蓄膿症か。。Chieママにも聞いた。もうすぐ10歳で避妊手術もしていないモモはその可能性大だ。

 食欲も凄く有って体重も減らないのでフードも減らし気味にしているがそれでもお腹周りは凄く大きく固い。何が入っているんだろう。。まさか前回のヒートからユウとの赤ちゃん?とさえ思った。とにかく早く診てもらった方が良いと思い、昨日の県大会が終わってお散歩も済ませてからご飯もあげずに病院へ走った。触手やエコーでは解らなかった。子宮蓄膿症を一番疑ったが、検査したら通常のヒートだった。お腹の大きさや張りが気に成るのでレントゲンも何枚か撮ってもらった。僕も手伝いながらね。モモを横向けたり仰向けたり、それは大変だった。すると脾臓の有るべき付近に大きな塊が膨らんでいるのが写っている。。腸や子宮が押しやられてね。

 先生は脾臓の腫瘍だ、と言う。良性か悪性かは解らない。ただ、これはすぐに取らないと、いつ破裂してもおかしくない大きさ。そうなったら命は無い。すぐに手術するしかない、生存確率は良くて4分ぐらい。。と言う。

 すぐって。。。いや診察に来てすぐ手術と言われても。。ここで出来ると言うし、もうこの状況では任せるしか無かった。承諾書にサインして手術の麻酔を打ったのが7時半前。強い麻酔だろう。すぐにモモはへたり込んでしまう。可哀そうに。。仕方無い。。早く気が付かずにゴメンよ。。そのまま手術代に仰向けに乗せられた。後で終わったら電話するから、とそのまま帰って来て、ヨメとのご飯。色々思いは沢山有る。言葉は少ないが無事を祈るばかり。。

 そしてまだ1時間半も経たない9時前には無時に終わったと電話が来てすぐに走った。真っ先に見せられたのがその脾臓の肥大した塊。冗談じゃないけどソフトボールどころかバレーボール大の大きさの塊。よくこんな物が身体の中にと思う。。ビックリするぐらいの大きさだ。

手術後すぐのモモ。麻酔のせいで目は垂れている。。でも良かった。

 モモは手術室の裏のゲージに入って休んでいた。もう麻酔も切れかけているのか顔を上げてこちらを見るぐらい。シッポもゆっくり揺れてはいるが立つのは無理だね。当たり前だな。こんな手術をした後なんだから。

 昨夜はモモの事が心配で中々眠れなかった。気が付いたらユウがベットに乗って来ていた。5時過ぎに起きてユウ達とお散歩。ユウは相変わらずモモの匂いを追いかける。家の中でも散歩でもね。でも今回はユウがモモの異変を知らせてくれた。もしユウがいなかったら騒ぐワンコもいない。誰も気が付かずモモは太ってきたなあ、、で多分終わってしまっていた。ユウが知らせてくれたんだよ。皆が守ってくれたんだよ。本当にありがとう。

 朝の9時頃に迎えに来てくれ、と言われていたので、グランドに行って少し練習の手助けをしてから病院へ行くとモモはまだゲージの中。モモ!と呼ぶと腰を上げて出て来たよ。よく頑張ったね。この先の事はまだ解らない。でも本当に良く頑張った。一杯一杯撫でてやったよ。皆が助けてくれた。そう思っている。本当にありがとう。これからも元気に一緒に過ごそう。

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