2016年10月17日月曜日

母親の49日と笠餅

 昨日は母親の49日。満中陰の法要。
16日は子供達の野球の県大会が熊野で有る。今までなら迷わず野球を優先していただろうね。
雄一の時もそうだった。別れの時以外、練習も試合も空けた事はなかった。そうする事が雄一も喜んでくれると思っていたからね。
 それからの法要も出来るだけ土日は外した。大体が平日だったし来て頂いた皆さんには迷惑かけたかなあ。。

 そろそろ優先順位も家族を第一にしてもいい。そう思っている。僕達の時間は健康でも、もう20年前後だろう。やはりそうしなければいけないとも思う。
親しい人達だけが集まってくれた母親の法要。有希子もひなたも一緒だ。一緒に来てくれて嬉しい。もう唯一の家族なんだから。
可愛い可愛いモモとマーキュリーはお留守番。早朝の出かける時のいつもの呼ぶ声とは違う泣き声で、ワタシ達も連れてって!と大騒ぎする。。いつも後ろ髪引かれるよ。。

 母親は今年88歳に成っていたはず。その誕生日は昨日16日だったんだね。
叱られた記憶のない、優しい素晴らしい母親だった。

 法要が終わってのお寺さんのお言葉。
奇跡について。。
今、ここにいる人達みんながご先祖さまとつながっている。誰一人かけても成りはしない。さかのぼれば何千何万という人達がいるだろう。これこそ正に奇跡だ、という。だからご先祖様を大事にしなさい、と。

 そして笠もち。雄一の時はしなかったし知らなかった。
49日の法要に合わせて49個のお餅と平たく丸い小座布団のようなお餅を用意し、きれいなまな板と包丁、半紙を用意し、その上でその丸いお餅をお寺さんが笠を被ったお遍路さんの様な姿に切って行く。宗派や地域に寄ってやり方は違う様ですが家は真言宗なので、これは修行を重ねる弘法大師さんの旅姿の様な形に切っていく。右手には杖、左手には数授か手箱の小荷物の様なもの一つ。

 頭から体の部分の部位を来て頂いた人達に分ける。自分の体の悪い部分を頂いて帰り食べるとご利益が有るという。ヨメはどこの部分をもらって帰ったのかな。頭、お腹?
昔から続く風習。こんな事も大事にしていきたい。

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