2020年10月5日月曜日

心に響く想い。

  昨日の津市少年野球交流大会。主催はスポーツ少年団本部とはしているが、殆どは僕達津のチームの皆さんの協力で開催している。4日はその大会1日目。自分のチームの試合の合間に市内の各会場に試合球を届けたりしながら挨拶回りをしていた。そして午後からもう少し回ろうとグランドを出たが行く途中には少し寄り道すれば偕楽霊苑も有るので、少しの時間、お墓に寄って行こうと思った。何もお供えは持っていないけどね。霊苑の大きな桜の木の下に車を停めて歩く。お花は3,4日前にヨメが代えてくれているし、その後で僕も来てお水も入れ替えた。お花はもう涼しく成って来たこの季節、まだ綺麗に咲いている。お水を替えて墓石に少し水をかけて、手を合わせてお願いして、それからグランドへ向かった。


 グランドでは試合が始まっていたが、1塁側の津のチームのベンチに入らせてもらって試合球などを渡し、3塁側のベンチにも挨拶によると。。攻撃中のベンチから大きな歓声。バッターは左中間を割るHRを打つ。その間に僕に気付いた、まだ僕よりはずっと若い代表さんが、小さな紙包みを持って挨拶にわざわざ来てくれた。彼とは2008年以来のお付き合い。とっても真面目で子供達にも熱心な人だ。その彼が、今日の大会も開会式も無しだし、僕がここへ来なかったら会う事も無かったのに、「これをお供えしてやって下さい、今日はとっても楽しみにしていました。ありがとうございます。」と紙包みを渡す。。

 2013年の雄一が旅立った年。その2か月後のチーム主催の神戸大会。沢山のチームを招待し神戸のグランドはBコートは駐車場にもして沢山の人達が開会式の神戸のグランドに来てくれた。そんな時に、彼が僕の所へ来て、どこで聞いたのか。。同じように「これをお供えしてやって下さい。。」と言う。聞くと「僕も同じ事を経験しているので、良く解るんです。。」と言う。彼は子供さんを事故で亡くしているらしい。。沢山の人達がいる中で僕は泣いてしまったよ。彼にはその後に何度か僕も行く事は出来なかったが、お供えを贈った。

 2013年5月 「少年の夢」神戸大会 明日へ向けて。

 グランドを出て車に乗る。。我慢している気持ちが弾けそうになる。たまらない気持ちだった。人の心は弱い。でもそんな回りの人達のお陰で大きな元気をもらえる。本当にいつもありがとう。これからも頑張って行こう。

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