2013年6月18日火曜日

層雲峡から洞爺湖

 17日から北海道へきている。
その早朝に雄一のお墓に寄ってから津なぎさ街から高速船に乗った。飛行機はJALの国内線だし、搭乗検査もベルトを外す事もなかった。

  千歳空港について、ここでツアーメンバーが集合。そこからバスに乗ってまず層雲峡を目指す。行程表も殆んど確認していなかったが、安いツアーだけによく見ると、これは結構ハードな行程だ。千歳を出たのは2時を回っていたが、高速を飛ばしても200キロはあるような。。。

  途中休憩も取りながら層雲峡に着いたのは5時を過ぎていた。ツアーのメンバーは平日だし、おじいさん、おばさんが多い。この行程はお年寄りにはキツイだろう、と思う。
それにしても、こんな所にも本当に中国人が多いなあ。。
 この後の観光地でもホテルの中も日本人より多いのでは??と思うぐらい。


 層雲峡は、僕が18の時にバイクで北海道へ来た時は大体海岸沿いを走ったので、良い所とは聞いていたが、寄らなかった。だから初めてだ。
 バスから降りるとすぐに高い落差の銀河の滝がある。すこしはなれて流星の滝が有る。その滝が流れ出る所は石狩川が雪解け水をのせて勢い良く流れている。
 どこに遺灰をまこう、とは決めていなかったが、この風景を見て
「まず、ここにまいてやろう」そう思って、少し遊歩道から外れて石狩川に近ずき、そこに流してやる。
「元気に海まで行って来いよ」


 ホテルに入ったのは6時を過ぎていた。この近くには黒岳に登るロープウェイも有るし、今度はもっと時間を取って来たい、と思う。大雪のホテルの温泉もとてもいいお風呂だった。

 そして18日の早朝。やっぱり僕には珍しく何度も目が覚めて中々眠れなかった。
「モモはおとなしくしてるかな。。」と思いながら5時過ぎにホテルを出て散歩に出かけた。

 外は少し霧雨と言うか、雨が少し頭を打つ。しばらく歩くと黒岳へもロープウェイ乗り場がある。ホテルの7階に有る露天風呂から、5時前は残雪を残した大雪連峰が霧の合間に見えていたが、もう全く見えない。
「まさか、この時間にロープウェイは動いてないよな。。。」と思って見ているとゴンドラが動き出している。
 すぐにチケット売り場に行くと10分間隔で動いていて、最短で20分ちょっとで戻って来れるらしい。
 それなら朝食時間にも集合時間にも間に合いそうだ。

 すぐにホテルに戻って、上着や用意をして母親と一緒に乗った。
10分ぐらいで5号目に着く。さすがに寒い。残雪も沢山ある。多分夏でもある程度は残るんではないだろうか。
    ここからさらに歩いてその先に歩行リフトが有ってまだ先まで登れるようだが、さすがにこの霧雨と道を塞ぐ残雪と時間の余裕もないので、諦めて遊歩道の高見台へ向かった。そこに着くと、霧が少し途切れて白山連峰が少し見えてくる。
 
 何だか雄一が、ここへ呼んでくれたような気がして、ここにも遺灰をまいてやる。

 本当にたまらない気持ち。雄一も来たかっただろう。。。生きたかっただろう。。
 
「好きなだけボードもスキーもやっとけよ。。」

帰るのは残念だけど、降りるロープウェイに乗りながら
 「来て良かった。。。」そう思った。

 8時半にホテルを出て洞爺湖を目指す。これも距離が相当ある。300キロ以上は有ると思う。途中に何度か立ち寄りながらの行程だし。

 途中にパッチワークの丘、新栄の丘などに立ち寄る。
本当に北海道らしい田園風景が続く。
沢山のコマーシャルや映画に使われた木々や場所がある。
 その新栄の丘にも少し遺灰をまいた。
 その後は白樺街道を抜けて新しいスポットの青池へ。
火山成分の地下水が流れて来ているようで、本当に水面が青い。とても神秘的な池だ。もちろん魚はいないだろうけど。

その後は富田ファームという花農園。ラベンダーで有名な農園でNHKのドロマの舞台にもなっているようだ。まだ、時期が少し早いようで、外のお花畑の沢山のラベンダーには花は咲いていなかった。
  そして、6時すぎにやっと洞爺湖のホテルに着いた。洞爺湖には40年前に来ているが、今日は大きなホテルなので、昔の記憶とは大分違う。洞爺湖の水もきれいになっているように思う。
 ホテルの回りを散策して湖のほとりに少し遺灰をまいてやった。
 明日も早朝に散歩してみよう。

  明日は近くの昭和新山に寄って空港へむかう予定。
写真などは津に帰ってからアップします。
モモは大人しくしているかな。。

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