2013年6月14日金曜日

サラ・ブライトマンのチケット

 先週に夕食の時、母親が
「こんど名古屋である歌手のコンサートはめっちゃ高いらしい。。」
と話す。
「それは誰?」
「何か・・・有名な歌姫の・・・」

 そう、それはサラ・ブライトマン。
ネットで調べると出て来た。
世界の歌姫!You Tube も観た。

You Tube Sarah Brightman Symphony in Vienna )

去年、まだ雄一が元気な頃、WOWOWを見ていたら、どこかの大聖堂をコンサート会場にして凄い奇麗な透る歌声の大迫力で、歌っている映像を流している。それはウイーンの大聖堂だった。
 ずっと見入っていた。鳥肌が立つぐらい見入っていた。
オペラとクラシックとポップが融合したようなサウンドと歌声。彼女は凄いなあ!そう思っていたのが、世界の歌姫と言われるサラ・ブライトマン。その時は初めて見たし、それまで全く知らなかったけどね。

 最近のNHKのニュースでは、彼女がロシアで訓練を受けて宇宙ステーションへ旅行する、と言うニュースも有った。
その彼女のコンサートが日本で、そして名古屋でも大阪でも有る。
すぐにチェックすると、7月の名古屋のA席が2つ取れた。
お金も払った。来週にはチケットがくるだろうか。
雄一にも本物を聞かせてやりたい。

 雄一も良く東京や横浜やコンサートに出かけていた。何度か夜行バスで行ったり、安い新幹線チケットを探したりして。
あれからCDも借りて来て、雄一のIphoneにもIpadにも僕のスマフォにも全部入れた。
いつも好きだった曲を流してやっているが、今週はサラのもIpadで流している。

 今夜の夕食前から、僕の自慢のコンポ、サンスイ&JBLで流していた。
今日、衣替えをしていて、まだ小学校へ入る前に鈴鹿のF1を見に行って、雄一とお揃いで買ったジャンバーを片付けていて思い出した。
「あの揃いの雄一のジャンバーはどこへ行った??」 もう捨てたかもしれない。写真では一緒に映ったのが、数枚残っていた。

 サラ・ブライトマンのその歌声を聞きながら、そんな話や、あの頃のハスキーのナナ、ロクを良く散歩してくれた事や・・・歌声が心に響き、たまらなく成って来る。
最後の入院の時、輸血が終わって少し元気になって、先生に
「もう、帰っていい?」と何度か聞いていた。

あの時、辛くても、連れて帰れば良かった・・・
治療は最善だっただろうか・・・免疫療法は良かったのか・・・本当にベストは尽くせたのか・・・
新しいガン治療のニュースが流れる度に、考えてしまう。
その歌声のせいも有るが、今夜は本当にたまらなく心が折れてしまう。どうする事も出来ないけれども。

 来週は母親の行くスーパーの申込みで、優待された北海道の安ツアーに行く。層雲峡と洞爺湖と昭和新山を廻る様だ。
雄一の遺灰を持って、少しずつまいてやるつもりだ。
 中学生の頃に一緒に登った乗鞍岳にも、もう一度行ってみたい。

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