2020年11月19日木曜日

まさかのヨメの入院。。そしてモモ。。

  ジュピターとヴィヴィ親子を預かってもう1カ月が過ぎた。Chieママの入院前、10月14日からだ。10月20日に入院し、途中危ない状況に成って別の病院に緊急入院なども有ったが、無事にポート手術も終わって11月5日には退院した。が、重症筋無力症の症状が続いていて薬の調整も入院前とはズレてしまっている様で、中々体調は思う様に行かない様だ。疲れやすい。眠い、離脱症状なども出ていて本人も身体も気持ちも辛いんだろうね。時々弱音も吐く。。でもね、完治しない病気だから上手く付き合うしかないよ。どこかでそのバランスを上手く取れるように。。薬を調整しながら。。そう願うしかない。

 それから1週間が過ぎ少し体調も戻って来た様だ。相変わらず食べれてはいないが点滴でそれをしのいでいる。薬も元のバランスに戻しつつ有るようだ。訓練や預託でお得意さんのシュナ達の預託も先週から始めた様だ。男の子のヴィヴィはまだ大変だろうが、大人しいお利口さんのジュピターならもう戻しても良いだろう。実際にウチでの毎日朝晩の3便のお散歩。多い時には1時間半ぐらいは歩く。仕事終わってからのそのお散歩は体力的に結構な負担にも成って来ていた。もう来週の3連休の後半にでも野球の都合を着けて戻そう、とヨメとも話をしていた。

 そんなヨメもお散歩のお手伝いをしてくれている。うるさく力では勝てないユウやヴィヴィとは一緒に居たくないモモ。外のユウ達がいるサンデッキには必死で抵抗して入ろうとしない。それはジュピターも一緒で、2人はお散歩以外はずっと家の中にいる。そのトイレをヨメは仕事から帰った午後に行ってくれていた。そのお陰で僕も安心して家を出て仕事が出来ていた。

 そして昨日18日。水曜は僕は仕事が休みで野球の仕事を片付けて、壊れて動かなかった高圧洗浄機を修理してモモの部屋サンデッキから、小さな庭の人工芝まで、その洗浄機で洗い流し、ガラスも汚れを落として洗い流し、次はガレージを掃除しようと準備していた。もう時間は4時頃だったと思うがヨメがモモを連れてお散歩に行こうとしてくれている。ジュピターはもう終わった様だ。

 それから暫く。。何だか騒々しい。ユウ達も騒いでワンワンする。。するといつもうっとおしい柴犬をロングリードで散歩させている家のおじさんがその犬を抱き、モモを連れてガレージの方へ来る。「何?モモ。。」すぐにイヤな想像が走った。モモをすぐに部屋に入れ、家へ入って来る道路のすぐ角の交差点に行くとヨメが倒れている。出会い頭に、そのロングリードの柴犬とショートリードでモモを連れていたヨメと鉢合わせに成った様だ。モモが勇んで引っ張りショートリードで余裕の無かったヨメはそのまま道路に倒れた様だ。

 最初は受け答えも出来なかった。少しして失禁もして来る。。頭付近を触ると左側頭部に大きなコブ。出血は無いが5㎝以上は有る大きさだ。。これはヤバいよ。動かしてはいけないと思った。何故かすぐに人が集まって来る。。僕はスマフォも持っていなかったし、ヨメの頭を路面から少し浮かせて支えていたので、回りの人に救急車を頼んだ。どう見てもこれは動かせない。その道路を入って来る車も何台か有ったが、近所の人達が止めて回り道を誘導してくれていた。救急車はもうすぐ来るだろう。家は掃除の途中だし、散らかったまま。軍手しか持っていなかったので、軍手をヨメの頭の下に敷いて、すぐ家に戻り戻り家の中のモモとジュピターを確認し、水だけ入れてカギを締め、ユウ達のサンデッキの入口もカギをかけ、すぐに出れる準備をした。ヨメは最初は意識が無いぐらいだったが、少しして返答は出来る様に成っていた。でも本当に大きなタンコブ。。

 それからすぐに救急車が来る。救急車に乗せられて色々聞かれている。僕も後部ドアから同乗して健康保険証などを渡して、その様子を聞いていた。頭を打っているので、それらしい質問が続く。。今何月ですか?なんて聞くが、ヨメは、え・・と言いながら答えられない。そんな事どうでもいい。早く病院へ、と思うが色々検査や10分近くは有った様な気がするな。。受けてくれる病院も三重中央に決まり、僕は降りて後から車で向かう事にした。すぐに家に戻りヨメの着替えなどを探して袋に入れて車で走った。まあ、でもヨメの服や下着なんて部屋は違うしどこに入れてるかも解らない。全部の引出しを開けたよ。。

 三重中央に着いて受付で確認して救急治療室の戸が開くのを待つ。ここは雄一も最初に入った所だ。あの時は救急処置室の中への入って治療や検査を側で見ていたが、今は違う。このコロナの中、もちろん中へも入れない。数人の人達が心配そうに長椅子に座っていた。2,30分したかな。点滴をつながれてヨメが出て来て奥の廊下へ進む。CTを撮るんだろう。後を着いていくとやはりそうだった。雄一もここで何度も検査したよ。。先生には向こうで待っていて下さい、と言われる。また戻って長く感じる時間を待つ。待つ事しか出来ない時間。ジュピターをやはり早く戻すべきだった、、とは思っても今と成っては仕方が無い。でも僕がその時に居てまだ良かった。いない時だったら帰ったら誰もいない。。モモもいない。。そんな状況に成っていただろう。

 どのくらい待ったか。。看護師さんが来て、入院に成ったので、その説明を聞いて下さいと案内される。ありきたりの説明。あの時も同じような事をした。後で先生に呼ばれてCT画像などを見ながら説明してくれる。あの大きなタンコブも写っている。脳の中には小さな外傷性のくも膜下出血も見られる、でもそれは手術は必要は無く経過観察で大丈夫でしょう、とは言ってくれた。通常の脳の中の血管から出血するくも膜下出血は大変危ない、それは僕も解る。記憶が飛んでいる症状も有るので、この後に、もう一度CTを撮って暫くは観察しながら入院してもらいます。。と成った。まあ、あの状態では家には帰れない。僕もその方が安心だ。

 ヨメがベットに乗せられて看護師さんが一緒に病室へ案内てくれた。暫くは個室だが、問題無ければすぐに相部屋には成るだろう。どの病棟ももちろんこのコロナの中、面会は身内でも出来ない。ナースセンターに物を預けるぐらいしか出来ない。ただ、この日は病室にも少し一緒に入れてくれた。ヨメももうかなり落ち着いて普通に話も出来る。何が要るのか解らないのでヨメのバッグ、2つとも持って来たが、何で普段必要のない物がこんなに入っているのか。。カバンの中に2つの財布なんているのか。。山のようなカード類。最初はどこに健康保険証書が入っているのか解らなかった。全部ひっくり返したよ。お金も必要分以外は全部持って帰って来た。ナースセンターで聞く色んな入院説明。もう9年前に成るのか。。あの時を思い出してしまう。。出来る事なら病院には来たくない。本当に来たくない。

 帰るとユウ達はもうテンションMAX。。大急ぎでそれぞれお散歩に行く。ご飯をあげたらもう時間は9時を回っていた。それから自分のご飯。病院からの帰りにコンビニで買って来たお弁当を温めて食べる。洗濯物を入れてそれぞれ部屋まで片付ける。台所も片付けて翌日の準備。職場へはお弁当だから朝にご飯を炊こう。それからユウ達を部屋に入れる。ヨメの部屋で寝ているモモとジュピターとヴィヴィはヨメはいないけれどヨメの部屋へ入れた。ジュピターは戸を開けるけども少しだけ開けてね。この日はみんな静かに寝てくれたよ。

 そして翌朝。5時前から起きてお散歩。モモ以外はみんなウンチもした。何だかモモが元気ないような気はする。でも朝のご飯は全部食べた。今日はヨメはいないから僕が帰る6時前まで部屋の中にいるモモ達はそれまでトイレも我慢しなければいけない。ジュピターも大丈夫と思うがモモは1人の方が良いと思ったので、ジュピターはユウ達の部屋に無理やり連れて行って、モモだけ部屋に残した。それまでに洗濯も全部済ませて物干しに干した。ご飯も炊いて、卵焼きもおかずも少々詰め込んで初めてのお弁当も作った。お茶の水筒も用意していつもと同じように準備した。洗い物も全部済ませて有る。何もやり残している物は無い。9時過ぎの出勤前にはモモのお散歩も行ったよ。水も入れてモモをナデナデして出かけた。

 モモやワンズ達が気に成る仕事の1日。。6時過ぎに家に入ってモモを呼ぶとガサガサしながら2階からシッポ振り振りで降りて来る。すぐにお散歩に連れ出すが、ウンチはしたが、シッコをしない。すぐに帰ろうとする。何だかこれはおかしい。。調子悪いのか。。今日は11月後半に成ると言うのにとても暑かった。部屋の中は閉めているし暑かったのかも知れない。それにしても帰って来ても水を飲もうとしない。多分気持ち悪いんだろうなあ。パンとかは食べるから様子見るしかないな。。ワンコでも、モモでも一緒にいてくれたヨメが倒れて夜もいなかったのは何かを感じてるのかな。。可哀想に。。一杯ナデナデしたよ。モモと出会え無かったら今は無いんだから。。夜には少し水も飲んだ。少し安心。でも寝る時は2階に上がらなかった。ユウもだけど、2人は1階リビングで寝ている。2階の戸は空けていたけどね。

 ヨメの病室にはもう9時前ぐらいだったが、着替えやChieママにもらったパジャマを持ってナースセンターへ。会う事は出来ないけれどもスマフォも充電器もバッグに入れて渡してもらう様にお願いして来た。もうトイレも自分で行っている様だし落ち着いて来ている様だ。暫くの入院は仕方無い。きちんと診てもらった方が良いからね。でも早くいつもの生活に戻れる様に。モモも元気に成るように。

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