ガン検診。もう来んでええよ？

　今日は2年ぶりのガン検診。
前回は胃カメラの映像を見ながら何でもなく、そのピンク色の胃壁の映像に見入っていた。
雄一の胃の映像を見ているだけにその差が余りに大きく、何で自分は何もないんだろう、何で雄一が・・・。そう思いながら見ていた。

　あれから2年近く。
食欲はタップリあるが、年の衰えは感じるしちょっと心配。

　前回は鼻からの予定が痛すぎてい入らず、口からにしてもらったが、今回も無駄なチャレンジはせず、口から。
ちょっと苦しいけどこの方が早い。

　カメラを荒っぽく突っ込まれて胃の中の映像が出てくる。
相変わらずピンク色の胃壁だ。
するとちょっと突き出た物が見える。
「あ、これポリープね」と先生は言う。

「へ？ポリープ？それってガンの事？」と思いながらしゃべれないし、先生もその後はしゃべらない。

　検診が終わって最後に先生のお話。
「きれいな胃ですね」
　　「あの、あのポリープってのは？ 」
「ああ、あれね。あれは健康な人の胃にしか出来ない物。そのままで大丈夫。ピロリ菌の心配も無いよ」
そして
「もう、来んでいいよ。後の結果は郵便で送るから」
ですと。。

まだまだ人の為に働けという事みたいです。