2014年3月10日月曜日

想う心。

 今日も寒い。朝起きると辺りの景色は雪で覆われている。ちょっとびっくりした。
道路はすぐに雪は無くなったが、公園には少し残っていてモモは雪を食べている。晴れ間も見えたが、今日は一日中小雪が舞うお天気。夕方の散歩もモモの背中には雪がかかっていた。
昨日の練習試合に来てくれたチームの代表さんが、
「これを息子さんにお供えしてやって下さい」と紙包みを渡してくれる。
昨年の5月の大会の時も彼は、どこで聞いたのか、同じ事をしてくれた。話を聞くと、彼は
「僕も息子を亡くしているんです。。交通事故で。。。だから、とても気持ちが良く解るので。。。」
沢山の人達がいる中で、2人とも泣きそうだった。
心に、魂に響くもの。そんな彼の気持ちは本当に嬉しい。

 今も、いつも同じ事を考えている。今更どうしようもないのに、もう少しでも何か方法は無かったのか。。。と。
髄液に転移して、脳にもそれは疑われる。
「ガンマナイフの処方も有るが、ここでは出来ない。」
先生は色々説明はしてくれたが、あの時の状況では。。。
もう、やめておこう。

 でも、何か今までの経験した事を役に立てる事には出来ないか?そんな事をずっと思っている。いつも気に成って見ている、ガン患者さんのブログが有る。
彼女はもう9年も闘病を続けて来て、2月末に臨床治験を受ける為に入院した。
そのブログは彼女がずっと毎日の様に書き続けていてたが、その治験の翌日から一週間程更新が途絶えていた。
 状況から想像するに、脳にも転移している状況でガンマナイフを受けたり、治験と言っても、もう手が無いから治験を受けるので、とても希望の持てる状況では無かった。

 雄一にも同じ様に治験の新しい治療も聞いていたが、ストーマが有る状態ではそれは出来なかった。
その、彼女のブログが途絶えて、気に成り、心配していたが、この8日に
「生きています」とブログをつづっている。
一安心はするものの、先はとても辛い状況だ。

 その中には長男や娘や家族の事が、有りのままにつづられていて皆の辛さや気持ちが伝わって来て泣けてしまう。
家族の大切さは、皆が元気な時は気づかない。当り前の様に、感じている。でも無くなってしまったら、もう取り返しはつかない。いくら嘆いて悔やんでも。
明日で、あの大震災から3年。あの時、あの日、雄一と一緒に津波が襲う東北のすさまじい映像をテレビで見た。一瞬にして家族を失った気持ちはどんなんだろう。。
僕達以上に辛いのではないか。

 だから今が大事。今、家族を、大事な人達を見てやらないと。
仕事も大事。お金も欲しい。
でも、そればかりに進んでいたら、気が付いたら、本当に大事な物を見失ってしまわないか。。。
その彼女のブログです。
「明日に架ける橋・・・がんと私・・」
気持ちだけでも応援してやりたい。

 この春までに何とか北海道へ行きたいなあ。。雄一のボードを持って。

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