2024年12月12日木曜日

12月12日。。必死で生きよ!

 今日は12月12日だね。46年目に成る結婚記念日だ。まあ。。色々有ったが、初めて別々に過ごす記念日。これは仕方ない。いつもありがとう。

 先日の10日の夜、NHKの教育チャンネル、ハートネットテレビを見た。民放のバラエティーばかりのチャンネルは見る気が起こらず、巡っているとその番組に目がとまった。

 僕と同じ様に、突然の脳出血で同じように半身不随、言語障害と成った出口さん。僕より6歳年上で、現在は立命館大学の九州の学長を務める、僕とは大きく違う雲の上の人だ。調べると彼は津市の三杉町の出身でもあり、とても親近感が持てた。

 彼が入院後、見ざめた後の現実を知り、それでも大学に戻りたいと、3秒で決めたという。ダーウィンの「種の起源」から、

 「何かが起きた時、強い者や賢い者が生き残るんではない。その状況に適応したものだけがが生きのこる。」大きく変化した運命にどんな適応をし、どのように生きるかは自分次第。

  右腕は動かず、話する言葉も十分には話せないが、サインボードにマジックで左手で書いて、筆談を交えながら話す。。僕も殆ど左手で今は書くが、その姿にはとても説得力がある。

 今の子供達は知らないかもしれないが、インドの有名なかつての指導者、マハトマ・ガンジーの言葉も紹介して話す。

 「明日、死ぬと思って生きよ。永遠に生きると思って学べ。」

 僕は明日、死ぬかも解らない。 明後日に死ぬかも解らない。明日の事は誰にも解らない。死ぬかも解らないなら、必死で生きよ!と彼は言う。

 僕には充分には伝えられないが、要は、自分に本当に困った事が起きても、それは誰のせいでも無く、仕方のない事。それにめげず、人のせいにせず、それらを全部受け入れて、自分の一番やりたい事を目指して生きる。そういう事だと思う。

 出口さん(彼の)のそんな言葉に感動し、彼の多くの著書の中で、一つ、アマゾンで注文した。今日には家に届くだろう。病院でのしばしの合間に読んでみたい。


 三重大医学部でのその夜、薄暗い病室だったと思うが、iPadで、ヨメとの面談を担当の人が促してくれた。暗い画面から。「頑張って!」とヨメの声が聞こえた。

 武内病院で2,3日目ぐらいの時だったかな。ベッドの中で、右足の親指が少し動いた気がした。意識して動かそうとすると時々ほんの少し動く。。大きな可能性が見えた時だった。

 僕はまだまだラッキーで恵まれている。今は杖無しでも歩くぐらいに足は回復して来た。右手はまだ文字も上手く書けないが、左手で充分書ける様に成った。最悪右手が完全では無くても、ラッキー過ぎるぐらいに回復して来た。神様は少しでも人の為にまだまだ働け!と言ってくれている様だ。

 与えられた時間はいつまで有るか解らない。だから今をしっかり生きる!子供達にも、少しでも力になれたら嬉しい。

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