2023年8月1日火曜日

69回目の誕生日の富士山チャレンジ!

 月曜の仕事終えて、ユウ達のお散歩から世話も済ませて大急ぎで準備する。前回の西武ドーム後の準備は忘れ物が一杯。。登山用の電池、照明、スティック、登山帽。それに何より財布の中には1万少ししかなかった。普段、現金を使わないので財布の中身を覚えていない。。前回はそんな事も有って、登る時間は有ったが登山は止めた。

 今回は準備は万端。後ろ髪ひかれる思いで、夜9時頃に家を出て御殿場ルートの登山口へ向かう。1時前には着いたが御殿場は雨が降っていた。気にする事なく車の中で寝たが雷と集中豪雨で目が覚めた。。まだ3時前だよ。この雨、雷なら無理かと思ったが3時半には止んだ。準備をしながら様子を見ていたが雨は止んだ。外はお蔭で涼しい。リュックを背負って登山開始。御殿場ルートの標高は1450m。富士山登山道のどこのルートよりも標高が1000mぐらい低い。だから多くの登山者でも余りここには来ない。しかもこの駐車場は無料だよ。

 ここを登るのはもう3度目かな。相変わらず砂利道の滑りやすい登山道が続く。マジでしんどいが今日は早朝の雨のお蔭で涼しく、ずっと日差しも多く無かった。いつもよりは体調も楽だ。御殿場ルートに入口にある看板。7合目まで約4時間。4時間??絶対無理だね。7,8時間はかかるよ。。

 砂利道を登りながら左手に見える帰りの大砂走りのコースが見える。その手前をキャタピラ車が山頂付近の山小屋まで物資を運んでいる。出来るなら乗せて行って欲しい。。本当にキツイ坂が続く。御殿場ルートには7合目付近まで、山小屋が無い。トイレも無い。木々も無く日差しが強い時は本当にこたえるが、今日は早朝の雨のお蔭で本当にラッキーだった。20歩ほど進んで10~20秒休む。そんな事を繰り返して約1時間歩き、5~10分の休憩を取りながら登っていく。この登りは10m進んでも1mぐらいは滑ってバックしているのでは無いか、と思うぐらいだった。

 2、3時間ぐらい登ると20歩ぐらい進むのが10歩ぐらいで止まる時も増えて来る。けど、まだ焦る必要もない。無理せず、スピードが遅く成っても自分のペースで登っていく。やっと最初の山小屋。ここは7合目付近だと思うが9時過ぎに着いた。ポカリは数本持って来たが水が無かったので、ここで500円のミネラルウォーターを買う。ああ、スッキリした。15分ぐらい休んで、またゆっくり登り始める。

眼下に見える宝永火口
 この辺りから火山岩や小石が多くなる。まだはるか先に見える8合目の山小屋。登山は本当に忍耐だ。10歩から15歩登って10秒ほど休む。50分程登って5~10分程の休憩を繰り返す。早くはないがこのペースが僕には合っていた。

まだまだ先に見える8合目の山小屋。。

 昨日に予約した山小屋までもう少し。ここは過去に2回ほど泊まっている。今の天皇が皇太子の頃にここに来た写真が今も有る。富士宮ルートから御殿場ルートへ抜けるその道はプリンスルートして今も人気だが、このルートの大宝山の火口後のルートはとにかく急で、数年前でも、とても辛かった。10歩も続いて歩けない程だった。

 赤岩8号館へ12時半頃にはやっと着いた。これから明日の早朝2時頃まではゆっくり寝れるよ。めちゃ狭い場所で畳2畳に3人は寝ているスペース。隣とも狭く寝がえりもうてないが、僕は眠れる。充分だ。一休みして夕食のカレーもお代わりしてお腹一杯。けれども夕方には強い雨と雷が鳴り響く。それが長い間続き、濡れた登山者が続々と入ってくる。狭い山小屋に100人近くが入る。短い期間の山小屋営業だが、大盛況だ。。

お昼過ぎには山小屋から見える山頂も晴れて来ていた。

 今日は僕の69回目の誕生日。最初は泊まらずに一気に登ろうとも考えたが、この年齢なら可能でも無茶と言うものだろう。若い人達は弾丸登山を目指すが先日のニュースで御殿場ルートから上がった若い女性が下山途中の8合目付近で体調不良になり歩けず、翌日8合目で保護された、と報道されていた。そんな世話にはなりたく無い。

山小屋は雨。。が、下界は晴れているようで山中湖の方では花火も見えた。

お月様は満月なのかな。雨なのに明るい夜だ。

 夜8時を過ぎても雨は止まない。けれども下界では全く降っていないようで綺麗に夜景が見渡せて花火もやっている様だ。あれは山中湖付近かな。雨が降っているのにここには雲も無くて山頂付近も星が見える。下界にも雲は見えず、綺麗に夜景が見渡せる。。不思議な光景だった。明日が楽しみだ。

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