今日も聖地甲子園へ。
智弁和歌山と三重高の準決勝。30日に行った甲子園は奈良の智弁と和歌山智弁が共に試合が有り、共に勝てば準々決勝で対戦するかも、と言う試合だった。その日は和歌山は勝ち、奈良は惜しくも敗れた。内容はどちらも凄くいい試合だったよ。その試合終了後の挨拶の写真を撮って帰って来た。
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奈良智弁と創成館との試合終了後の挨拶 |
「少年の夢」のブログでも紹介したけどね、その写真を見ると両チームがホームベースを挟んで挨拶し礼をしている写真。勝った創成館の選手達、ベンチの人達も頭を上げて列を崩している。礼をしたんだし勝ったんだし喜ぶのも良いだろう。
でも智弁の選手達は。。深く腰を90度ぐらいに曲げて礼をしたままだ。全員が。そしてベンチを見ると監督も部長もスコアラーも、試合にベンチ入り出来なかった青いヘルメットをかぶったボールボーイの智弁の控えの選手達も同じように腰を曲げてしっかりと礼をしている。球場では流れの有る動きの中では気が着かなかった。この写真を家に帰って見て、その伝統は改めて素晴らしい、と感じた。自分の母校で有る、と言う誇りさえ感じた。相手チームと比較するのではなく自分達の礼儀をしっかり尽くす。素晴らしいと思う。
そして今日、7時21分津駅発の特急に乗った。僕の隣に座った同世代ぐらいの人。コーヒーとパンなどを食べながら新聞を読んでいる。鶴橋近くに成ってその新聞や缶コーヒー、パンのゴミなどを座席の網に押し込み、早くに席を立った。トイレに行くのかと思っていた。鶴橋に着いて外を見るとその人がもう降りている。
「え?ゴミは持って行かないのか!」情けない。いい歳のおっさんが!あのおっさんの家族、子供達も同じ事をするんだろう。公共のマナーを無視する中国人と一緒だよ。
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東海大相模×智弁和歌山の試合開始 |
そして甲子園。今日も素晴らしい試合だった。智弁和歌山は7回時点で5点をリードされながら8回に同点に追い付き、延長戦と成った10回に2点を勝ち越して今日も延長戦を制して明日の決勝進出へ。
第二試合の三重高は大阪桐蔭には敗れたけれど、これも延長12回の素晴らしい試合だった。能力の高い選手ばかりを集めた桐蔭の選手達は三重の選手達よりも二回りぐらい大きく太い。そんな三重高でも9回までリード出来る試合が出来るんだね。選手達もスタンドで応援する風景も好感が持てた。
対する大阪桐蔭。三重高応援団から大阪桐蔭への応援エールが送られても何も返さない。出来ないのか、しないのか?でも失礼だよ。
一番愕然としたのは延長戦、大阪桐蔭の右バッターがインコースのボールにわざと左腕で当たりに来ている。そして2ストライクと追い込まれて当たった。ボールのコースなら延長戦の大事な先頭バッター。デッドボールで出塁だろう。三重のキャッチも当たりに来た、とジェスチャーしている。主審はタイムをかけてホームベース前に立ち両手を広げて大きく上下させ、ここがストライク、君はストライクボールに当たりに来た、と判定し投球はストライクでバッターは三振!と告げる。場内への説明放送もした。主審には大拍手だね。
全国から素晴らしい選手を集めながら大阪桐蔭はそんなプレーをするのか。。。何もしなくても勝てるだろうに。。少年野球でもやらないプレーを。。大阪桐蔭のファンの人にはすみません。あの相撲取りの様な監督も全てが嫌いに成った。
ここは誰しもに夢を与える甲子園。夢を抱く子供達にあんなプレーは絶対に見せて欲しくない。強いチームほど常に礼儀正しくフェアプレーで子供達の見本と成るチームで有って欲しい。一気に野球を見る気持ちさえ萎えてしまった。
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礼を重んじ夢を与える甲子園で有って欲しい。 |
色々感じた甲子園だったけど、観戦した試合はいずれも素晴らしい試合。選手達に本当に拍手だね。昔に比べて僕達のチームの卒団生や知っている子達が甲子園に出場するのも確率は上がって来ている様に感じる。夢のまた夢が近く成っているのは確かだ。これからも子供達をしっかりサポートして行きたい。