2014年2月13日木曜日

スキー場での命日

 11日の建国記念日に一周忌も終えて、昨日12日は雄一の命日。
闘病中も入院中も
「ボードに行きたい。」
と言っていた。2012年の今頃は一時の絶望感から立ち直り、タキソールの効果も有って一番元気に成っていた。体重も50㌔を越えていたかな。
あの時なら、点滴を外して半日ぐらいは滑れたかも知れない。

 それで12日も休みを取ってスキー場に行こう、と話していた。
雄一とは高校の入試があ終わった後に、2人でスキーに行った。岐阜のスキー場へ。
あの時に雄一に買ったスキーは、今僕が使っている。もう10年以上はあれから経つんだね。。。

 ひなたのママにその話をすると、
「ひなたも連れてって。」
「え?学校は?」
「休ます。」

 雄一もそうだったけど、野球やクラブありきで、スキーに行く時は仕事も学校も休んで行っていた。どちらが大事だ?と聞かれたら、今でも僕は子供達とのスキーを取るね。反論ある人はいるかも知れないが。ママはさすがに僕の娘だ。

 ひなたも乗り気で、その気に成っている。特にウエアも買っていないが、ママが中学2,3年の頃に買ったウエアが、そのまま置いてあったので、それで行く事に成った。ただ、ハデハデなので恥ずかしい、とリバーシブルして着ている。これも17,8年は経つ。
ママが来ていたウエア。ハデハデなのでリバーシブルしてます。
早朝に雄一のお墓に寄って高速に乗った。
岐阜の白鳥のそのスキー場までは近くまで高速もつながっている。結構飛ばしたが、3時間弱かかった。雪はタップリ有る。駐車場に着いて雄一と来た時の事を思い出した。
あの時は夜に出て、車の中で明け方まで寝ころんでいた。

 ひなたのスキーだけレンタルして、いきなりゴンドラに乗る。一から教えるのは面倒だし、まずは上から滑って見る事。ゴンドラならスキーを外して上まで登れるけど、クワッドリフトには超初心者はまず乗れないからね。
 ひなたは自信は有った様だが、スキーはそんなに簡単にはいかない。

 お天気は雲一つ無く、最高だし日差しも強い。体は汗をかいて来る。頂上から下まで、僕なら10分~15分までだろうけど、ひなたに教えながら降りて来るまで、汗だくで最初は2時間近くかかった。
 けれども2回、3回と滑る内にボーゲンのコツは解って来た様で、30分ぐらいでは降りれる様に成って来た。もう、バアバアに追いつくぐらいに成って来る。やっぱりそれなりの運動神経は有る様だ。誉めて誉めて教えたし、ここで嫌いに成ったら、まずもうスキーには来ないだろうからね。
帰りには、
「また、来ようか?」と聞いたら
「うん!」と言っていた。
ひなたの超ボーゲン。でも飲み込みは早い。
雄一のボードは車に乗せて来たが、ひなたが居たので、それで滑る訳にもいかない。僕もボードは初めてだし、今度は教えてもらって滑れるようになろう、と思う。
雄一のもう残り少なく成った遺灰はこのゲレンデの頂上の少し下のコース脇にまいてやった。
皆で手を合わせて
「ボード、スキー、滑って楽しんで。。」
コース脇で雄一のスキー板と。。。
本当は家族で行った北海道のスキー場に行きたかったけど、ちょっと今回は無理。
また今度、連れて行ってやりたい。
雄一は幼稚園からガンガン着いて来ていたし、ママも小学低学年から上手だったからね。ひなたにもスキーもボードも出来る様にしてやりたいなと思う。

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