2013年9月10日火曜日

高野山

 今日は以前から行ってみたいと思っていた高野山へ。
その昔、若い頃に血気盛んな頃は夜半にバイクで、何度か走りに行った事も有る。
車では初めて買ったターボENG車を少々いじって、走りに行った事も有る。
それ以来、もう30年近くは経つだろうか。。。

 天気予報では雨は無いハズだったが、昨夜は雨が降っているし、今朝がたも少し小雨が残っていた。距離にして140㌔以上は有る。3時間以上は見込んでいたが、結構飛ばしてもそれぐらいの時間はかかった。特に橋本から高野山までは、道も細く山は急カーブが延々と続く。バスや遅い車がいたら、もうどうにもならない。

 何とか10時半過ぎには金剛峰寺の前の駐車場に着いた。平日にも関わらず世界遺産にも指定されている所が沢山有るので、沢山の観光
客が来ている。
金剛峰寺の反対側に大師協会という大きな協会が有って、その中には弘法大師を祭った大講堂があり、その奥の授戒堂の中で、十善戒と言うのをしているので、是非立ち寄って来て下さい。
と、お世話に成った不動院のお寺さんに、昨夜どの辺を見てくればいいですか?と聞いたら、それを一つ教えてくれた。

 大師協会に行くとその十善戒は11時からと成っていて、もうその受付は終わりました。の表示が有る。時間は11時に5分前。
受付のお姉さんに「もう、ダメですか?」と聞くと、急いで用意をしてくれた。
弘法大師さんの大講堂を3度おじぎをしながら、授戒堂へ案内される。

 十善戒の内容はその授戒堂の真っ暗なお堂の中で、お経をお坊さんのマネをしながら少し唱えして、お偉いお坊さんが、弘法大師さんの教えの中から、日常生活の仏教的模範のお話を聞く、と言うもの。
 本当にお堂の中は真っ暗になる。ろうそくの火が暗くたなびいているだけだが、不思議な事に少しずつ目も慣れて来て辺りが解る様になる。
そのお話も当たり前の話だけど、言われると、確かに忘れているな・・・と感じる事が沢山有る。今日は、言葉と体と心を一つに、とお話されていた。これは野球にも通じる。
 お話が終わると、名前を呼んでもらって暗い壇上に上がり、直接お守りを渡してくれる。

 真っ暗な中で雑念から意識を外し、お坊さんの説法を聞いて、自分を見つめ直す。。これが約30分程。これで500円だから凄く安いと思うね。
ひなたや子供達にもこんな経験をさせてやりたいな、と思った。今の時代に大人も子供も一番欠けている物の様に思う。
高野山に行かれるなら、僕も是非お勧めします。

 この後は金剛峰寺の周辺の由緒ある国宝級の寺院などを見て回った。
御影堂の前に「三鈷の松」と言うのが有る。ここでは書かないけどその伝説も面白い。

 最後に奥之院へ。いずれ雄一もここに最後の納骨をするつもりだ。
その参道を歩いて行くと両脇には沢山のお墓や企業や有名人の慰霊碑が有る。戦国武将の明智光秀や信長、秀吉も有る。筒井や赤穂浪士、浅野のお墓も有る。敵同士と成る武将達のお墓が適当な距離を置いて、ここに沢山有る。
 歴史に詳しい人にはとても興味深くて面白いだろう、と思うし、少し歴史も勉強しないと、と思うぐらいだ。

 弘法大師さんのおられる奥之院の手前に燈龍堂という大きな本堂が有って、そこで参拝して、そこでは日数に応じた金額で供養もしてもらえるので、是非申し込んで見て下さい、と言うのも不動院のお寺さんのお勧めだった。

 受付で説明を聞くと、申し込むと毎日戒名をお唱えして供養してくれるそうだ。
14日間で3千円。1日でも有るし、日数を増やすと料金も高くなるが、ここはとても良心的な値段だと思う。一つの祈願や供養で一万円と言うのはざらだからね。
 雄一の戒名を書いて14日間の供養をお願いして来た。

 弘法大師さんが成仏されているという奥之院。今に成っても毎日弘法大師さんの食事やお茶をお坊さんが、決められた時間に運んでいる。不動院のお寺さんもその役責をしていたらしい。
何だか、離れ辛い、帰り辛い気がした。

 帰りも同じルートで帰って来たが、3時間半弱。結構遠いけれども、また機会が有ればゆっくり見て回りたいと思う。

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