昨日はポール・マッカートニーの日本公演、大阪ドーム。行って来ました。
早朝からモモとマーキュリーのお散歩。帰りは深夜に成るから夕ご飯は娘にお願いした。お散歩もお願いしたいけど、この大型犬のお散歩はちょっと大変。特にマーキュリーの瞬発力は凄いので常に周りに気を付けていないと、僕でも引っ張られる。何もなければいいけれど、警察犬だからね。夜のお散歩は行かなくていいよ、と告げた。
仕度をしていると、モモ達はお出かけを察知して「ワタシらも連れてけ!」と相当な騒ぎだった。いつもながら。。。ゴメンね。
雄一のお墓へ寄ってお花を変えて掃除して10時過ぎに高速に乗った。公演が終わるのは9時半ぐらいだろう。そこから電車で津まで帰るのはどう考えても無理だからね。ネットで難波辺りの11時頃まで営業している駐車場を予約しておいた。1日1800円。安いもんだろう。
第二名神から名神吹田。そして服部緑地の霊園へ。おかんの母親家のお墓が有る。母親のお墓にも掃除をしてお参りして来た。何だか、この年に成ると、特にやり残しはないようにしよう、と良くそんな事を思う。そういえば田舎のお墓にも久方行っていないなあ。。。今度お参りしておこう。
12時半頃に新御堂から御堂筋を走って千日前の駐車場タワーに着いた。もう20年以上前だろうか、御堂筋を走ったのは。何だか周りの景色は古く成ったような、新しく成ったような。相変わらず車のマナーは悪い。特にタクシーは。本当にタクシーが多い。
駐車場から地下鉄でちょっと行きたかったアベノハルカスへ。
近鉄が建てたみたいだけど、さすがに日本の建築技術は凄いなあ、と超高速なエレベーターに乗っても、建物を見てもそう思うね。
そこそこ高い入場チケットを買って、地上300mの展望まで。外は分厚いガラス戸一枚だけだし、この高さはさすがに迫力が有るね。ガラスと言うより水族館などに有るアクリルかな。
大阪が全周一望できる展望から下を見ていると、大阪にいた頃の色んな思いが浮かんでくる。
展望の下、59,58階は吹き抜けの大きな庭園風に成っていて、おかんとのんびりと色々と思い出しながらくつろいでいた。還暦を超えた老夫婦には何だか、のんびりしたいい時間。。。そんな風に感じた。
時間はもうすぐ4時。さあ、そろそろ大阪ドームへ行こう。
ハルカスを出て、天王寺から地下鉄で大阪ドームへ。もう開門の4時半ぐらいだったが、すでに凄い人だった。軽い夕食を済ませて戻ると更に人は増え、入口も人だかり。ポールのコンサートグッズを売るお店も並んではいるが、その列がまた凄い。これ、始まるまでに買えるのか?と心配なぐらいで、とても並ぶ気には、なれなかった。
開園1時間以上前に席に着いたが、そこは内野席で、ステージはバックスクリーンの前だから、ほぼ正面に近いいいポジションだった。チケットが発売されてすぐにネットで申し込んだから抽選だったけども、いい席に当たったようだ。
6時半頃にはスタンドも、グランド内の特設席も、もう空席は見えない。スタンドは3階まで、ほぼ3万、グランドに1万以上、それぐらいはいるだろう。テレビでも4万人の観客と言っていたからね。凄い人だ。ドーム内はビートルズやポールの映像、音楽がガンガン流れていて、それだけでも充分楽しい。
そしてポール・マッカートニーの公演が始まった。
いきなりビートルズナンバー、マジカルミステリーツアーでオープニング。
1曲目が終わると、
「おおさか、まいど!帰って来たで~!」と親しみ200%の関西弁でポールがしゃべる。
観客は大喝采で、「ほな、いくで~」とすぐに次の曲へ。
やっぱり関西弁はなじみ深いし、愛着あるし、楽しくなる。でも23日からは東京ドームだ。どんな風にしゃべるのかな?ちょっと興味あるなあ。
この公演でポールはアンコールまで2時間半、歌い放し。ポールのボーカルが途切れる事は無かった。今年、確か72歳。一昨年は日本まで来て体調不良で公演を中止している。
その2時間半、ギターを何度も替え、ピアノにも何度も座り、歌い続ける。水を飲んだり休憩したりする事も無かった。大丈夫かな・・と心配になるぐらいに。
流れた曲で全く知らないのは最近の2,3曲ぐらいだけだった。
ビートルズナンバーが主で、ウイングス時代のも多い。でもやっぱり嬉しかったのは60~70年代のナンバーだ。
小学生の頃から聞いていたビートルズ。中学、高校に成って聞いた曲。終盤に「レット・イット・ビー」を歌ってくれたのは嬉しかったなあ。そして「ヘイ・ジュード」も
今から4,50年前にレコードでしか聞けなかった夢の人、ビートルズ。そしてポール。
まさか、まさか、4,50年経って、今ポールの生の声で聞けるなんて、僕はなんてラッキーなんだろう。中学の頃に確か、全世界で衛星生放送がつながり各国のご自慢の映像を流していて、その時のイギリスは何とビートルズのレコーディングを放送するという。僕は、もちろんビデオも何もないその頃。明け方に起きて家の白黒テレビのスイッチを入れてジョンやポールがレコーディングしている様をずっと見ていた。20分も無かったかなあ。。あれから47,8年は経つ。
素晴らしいポール・マッカートニーの日本公演。
観客席からも「おじいちゃん、ポール頑張れ!」の声が聞こえていた。
僕も沢山元気をもらった。まだまだ頑張らないとね!
ラストのアンコールの3曲目が始まる前に席を立って、残りは通路で聞いていた。全部終わってからだと退場規制がかかるので、当分出る事は出来ない。何せ4万人だからね。
それでも地下鉄乗り継いで千日前の駐車場に着いたのは10時15分頃。ここは11時で閉められてしまうから、最後までいたら帰ってこれないだろうね。
素晴らしい思いに残る一日だった。僕は恵まれている。守られている。そう感じる。
ありがとう。