2023年11月9日木曜日

ユウ達との30数年振りの葛城山登山。

  以前に葛城山へ登った事はある。確か有紀子を連れて登った。まだ小学校の低学年か年長ぐらいの時に。大阪のいとこ達を連れて登った記憶もかすかに。。あの時は雄一はいたのかな。。記憶は定かではない。ただ登山ルートは奈良県側のロープウィのある所から登った。コースは今で言う北尾根ルートだと思う。コースは木々が切られた登山道が有ってそこは木の丸太もコンクリートの階段も無かったと記憶する。おそらく地面をそのままに斜面を登って行くルートだった。昔の写真を探してみても解らない。雄一と行ったかも知れない。もう一度行ってみたい。。

 昨日の6時半頃に大騒ぎするユウとマーキュリーをハイエースに乗せて家を出る。名阪から葛城山登山口を目指す。途中渋滞も無く、8時半頃には着いて一番上の駐車場まで行き、出て来たおばちゃんに千円を払う。高いね。でも仕方ない。考えて見ると30年前でもそうは変わっていないのでは無いかな。ロープウェイ乗り場の横を登って行き、登山道へ入ると右側に登ると北尾根ルートの看板が有った。こんなの有ったかなあ。。細い階段上で、とても急で高い。見ただけでユウは登れないと思った。これは無理やな。。やめとこ。。と、くじらの滝コースを行こう、と思って歩き始めたが、こっちは距離が短い分、多分階段が多い。思い直して引き返し、その狭い急坂をユウの前足、お尻を押し上げながら登った。昔のかすかに残るイメージでは山の斜面を歩ける様に整備された登山道が残っている。そんなイメージだった。

ここから北尾根コース?マジか?最初からユウを押し上げた。。
まだ最初の頃の岩場。それでもユウには登れない岩場だ。
マーキュリーも動けなくなった岩場。もう無理だなと思って迂回する。。

 今、思うとあれから30年以上だよ。。おそらくその少し広い斜面は長年の風雨で流され、谷が出来て更に流され岩が多く出て来た。。その後は人が通れないような所も出て来て、う回路などが出来て来ている。。そういう今の状況では無いかな。これから続く大きな岩や段差も大きく、登るのも大変な道。マーキュリーさえ動けなくなる急坂と人さえ登れない段差。。とても4本足では登れない。苦労する僕達を追い越して行った老夫婦もその先の崩れた坂で立ち往生している。。僕はそれを見て、ああ、これは無理だ。諦めようと戻りかけたが、その斜面の右側に迂回出来そうな小道が有ってそこを登って、通常の山肌に出ると簡単に通り抜ける事が出来た。大抵の岩肌の多い崩れた登山道は無理やりでも、横にずれて山肌を登って行くと抜ける事が出来た。登山道はもう整備し直す必要があるね。そう思う。

こんな道は少しだけ。。
綺麗な紅葉だね。

ロープウェイへの道路へ出て山頂はもう少し。

 そのような崩れたコースをやっと抜けて山頂への分岐点がある。直進は階段の多いトレイルコール。左は山頂へは距離は長いが階段が少ないコース。迷わず左を選んで進む。このコースは紅葉も見れてとても気持ちのいいコースだった。ロープウェイの広い通りにやっと抜けて山頂へ。次第にススキが見えて来てやっと山頂に着いた。見覚えのある山頂の大きな丸太のモニュメントというのか。僕の記憶では丸太そのままだったと思うが、それは黒く塗られていて山頂の表示が有る。昔、まだ小さい娘と登った時に、娘はこの上を歩いていた様に思うなあ。

山頂だよ!右手の赤いのは郵便ポスト。

 この日はお天気も良かったので、日陰でユウ達を休ませて、2人はペットボトル2本の水を一気に飲む。まだまだ飲みたそうだったが、帰り用に1本は残しておかないとね。今日は4本リュックに詰めて来たんだよ。道行く人達が声をかけてくれる。イヌ好きな人達がユウ達をなでてくれたよ。登って来た事にビックリしていた。山頂付近には小型犬を引く人達も見かけたが、おそらくロープウェイで来たんだろうね。
木陰で休んでいると多くの人が声をかけてくれたね。

 帰りにはあの老夫婦も見かけ、帰りはクジラコースを帰ろうと話していた。僕達も一足早くそのコースを帰る。いや、ここもひどかったね。。登りがこのコースだったらユウは絶対無理だね。急な階段が多く、見ただけで戻ってしまうだろう。それに所々、コースが風雨で分断され迂回コースも大変解り辛い。どちらに行けば良いのか。。何度か迷う所が有った。今までの登山コースは北尾根ルートと同じで更に大きく削られ、それも深く人も登れない程に成っている。とてもワンコでは登って来れない。そんな中に、1人リードを外して先に行かせたマーキュリーは入り込み、出れなく成ってキュンキュン言っている。。ユウを木につないで何とか登れる所まで行き、押し上げて登らせた。本当に大変だった。
階段の多いクジラの滝コース。滝は見えないけれど。。

マーキュリーはスケルトンの橋が苦手。。

 道に迷わない様に注意しながら急な階段も降りてやっと戻って来た。30数年前とは大きく違った葛城山。おそらく変わっていないのはロープウェイの通りから山頂だけだね。大阪側から登るコースも有るが、もうチャレンジする気は起らないなあ。。ワンコがいなければ、さほど問題も無いかも知れないが、両コースともあの谷深くえぐれた山道は無いよ。。考えて欲しいと願う。

 帰りはお疲れのユウ王子。静かでした。でも帰ると元気を取り戻す。夕方お散歩も元気に済ませたよ。また近場の山コースを一緒に歩こう。大変だったけどとても楽しかった。

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