2024年7月8日月曜日

まさか。。余りに急なユウとの突然の別れ。。

  7月5日には名古屋の高度医療センターへ9時半の予約。家を6時半過ぎには出て順調に走る。が、途中車のナビはどう見てもおかしく成り、スマフォのグーグルマップを信用して走る。結果は正解だった。車のナビを信用すると時間前には着かない。。

  9時半前から中に呼ばれユウを連れて行く。まだ若い女医さんは費用も含めてしっかりと説明してくれる。しかし。。23万は痛いね。。それでもユウの悪い所がハッキリと解ってそれに対する処置法が見つかって少しでも良く成ってくれたらいい。検査をお願いして4時間後ぐらいに来て下さいと言う。知らない土地での4時間。ユウが気がかりでゆっくりした気持ちには慣れない。長い長い4時間だった。。

 病院に戻り2時前には先生に呼ばれる。CTでの映像は僕が見ても理解できるぐらい状況は良く無かった。心臓の後ろの肺には大きな腫瘍。呼吸が身体の向きによって荒く成るのはその影響だろう。影は大きく腎臓にも出ている。リンパ線や身体の各部位にもそれと疑われる小さな映像が多く見れる。下半身不随の原因となった背骨の関節部分の腫瘍も解る。それでも血液検査ではそれ程悪くは無く、この状態でステロイドの量を上げて、検体結果が解ったら3週間に一回の抗がん治療も出来るかも知れない。後ろ足は動かしていると時々反発したりするし、シッポも同じ。上手く行けば足も動かせるかも解らない。ただ当面オシッコと便はユウの意識では出ない。排尿排便をしてやる事が必要。膀胱の排尿のさせ方も先生に教えてもらったが今一つ良く解らない。が、やって見るしかない。少しの期待に気持ちを乗せて必死で甘えるユウを一杯撫でて連れて帰って来た。

 そして6日の夜。中々薬を飲まない。まず食欲がない。食べようとしない。パンやおにぎりぐらいだが、少しでも食べればいい。薬も喉に入れて上を向かせて喉をさすって飲ませたが、果たしてお腹まで届いているだろうか。。夜も何度か深夜に泣く。。辛いんだろうね。2度3度それが続いて朝に成った。。

 そして7日。今朝も食欲は無さそうで水や大好きだったミルクも余り飲んでいない。昨日から僕は子供達のチーム主催の野球大会運営で日中はかまえないがヨメが見てくれている。それでも今日は何も食べなかった。ミルクもほんの少しだけ。。僕が帰ってからも色々試すが食べない。薬を飲ませようとしても喉に入って行かない。この日は諦めた。明日少しでも元気に成って食べてくれれば。。と願っていたが。。息がいつもより弱いのも気に成っていた。今までにないぐらいの呼吸の小ささだった。

 七夕の深夜。ユウの寝ている部屋はとても静かだった。午前1時頃には大抵泣いて起こされる。今日は静かだな。。と思って電気を付けてユウに触れるとまだ暖かい。。。寝たまま旅立ってしまった様だ。。余りに急で。。突然歩けなく成ってまだ1週間だよ。。まだ7歳にも成らない。ユウの母親ジュピターは12歳を過ぎ、まだまだ元気で、その半分しか生きていないのに。。僕達老夫婦にはまるで天使の様に可愛いユウ王子だった。大きな身体全体で甘えてくっ付いてくるユウ王子。毎日を楽しませてくれたユウ王子。余りに早い別れは辛すぎるよ。。ヨメも一緒に泣いてしまう。。ユウ。

いつもマーキュリーと一緒だったユウ。

 家では12歳半のマーキュリーが1人に成ってしまった。寂しい夜。本当に寂しい夜。春先までは僕のベットにも毎日の様に飛び乗って来ていたユウ。その暖かい体温も、もう感じる事も出来ない。寂しいよ。。しっかり弔ってやろう。。

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