今日のNHKのクローズアップ現代。すごいドキュメントだった。
18歳になる女の子が難病での延命をやめて死を覚悟で家族と一緒に過ごして、父親に抱かれて亡くなっていく・・・。
背骨が曲がってくる難病らしいが、そのせいで呼吸も困難になりのどに穴を開けてチューブで呼吸している。もちろん声も出ない。手書きのボードやパソコンや携帯メールで意思を伝える。
印象に残った言葉
・もういっぱいやったから。
・人生は長く生きる事じゃなくてどう生きるかだよ。
・天国は・・・なんて言ったかな・・・
天国へ行っても気持ちはつながっているから淋しくない。
お父さんは生きる可能性があるならそうしてあげたい。
その子は・・もう決めた事だから、もう苦しめないで。
透析さえすれば生きていく事は出来る。体中がむくんだ状態でもその子は携帯のメールに
みんなに感謝・・・と書いていた。
以前に白血病の小学生5,6年生ぐらいの息子を無心に看病する母親のドキュメンタリーもあった。
助かると思った骨髄移植しても副作用なのか、更に悪化していく。
食べたい物も食べれない。放射線治療や薬付けの連続で唇も腫れ上がっているその子が、いつでも食べれそうな食べ物をお母さんに向かって泣きながら必死な顔で「おい!食べさせろ!いいから食べさせろ!」と声も出ない顔で哀願している・・・。あの表情はテレビながら忘れられない。
食べさせたらまたまたひどい症状が出てしまうと、母親は泣きながら何も出来ない。
妹思いのとても優しいお兄ちゃんだった。
そこまで苦しめる医療がいいのか、少しでも可能性にかけるべきか・・・。
これは、考えてしまう。
以前に見たアメリカ映画 「ロレンツォのオイル/・命の詩」 これも凄い映画だった。
これは実際に有った奇跡の物語を映画化した物で、神経も脳もおかされていく、医師からも見放された難病を発症した子供を銀行員の父親と母親が必死の独学で一つのオイルにたどり着く・・・。
寝たきりで何の反応も出来なかったその子が、そのオイルで母親の問いかけにかすかに応えれるようになる・・・。
まあ、凄かったです。この映画は。レンタルでも4,5回は見ました。
通常この病気に掛かると2.3年で亡くなるそうだけど、この主人公となったロレンツオ氏は5歳で発病し最近、30歳で亡くなったそうです。
この映画は必見です。
大変な状況の子供達を見て、自分ならどうするか答えも出ないし、僕ならあそこまで絶対に出来ないだろうなあ。
不自由の無い生活を送れる事に感謝しよう。
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